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戦華舞のスキルマスター(スキマスっ!)  作者: あるか 梓妃
Chapitre1. スキルマスター、学園へ
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4


 「生津、、、、マスター、来ました」

「はよ入れ」


ギルドマスターの乱雑っぷりは今も発揮。


「前置きは嫌いだという前置きから始めるぞ」

「あいあい」


生津を前にすると此方も適当になるのだけど。


「とりあえず、お前に休暇を言い渡す」

「何故、ですか?」


いや、自分が倒れたから。そういうのはわかっている。


「倒れたこと。過労が原因だと聞いたからな。それにお前に無尽蔵な体力があるのは知っているが、班員全員相手に戦闘はするな。まあ、ただに休暇だー!!って言ってもお前は聞かないのは知っているが......」

「そうですね」


「だから、ギルドの活動の休暇を言い渡すことにするが、、、、学園に入らないか?」

「ん? もう一度言ってください」

「学園に入れ」

「あ、命令形になりましたね」

「あ、バレた」


バレたって、、、、


「まあ、力ずくで入ってもらうって手もあるが、お前に勝てないんだよなあ〜」

「あら、わかってるじゃないてすか」

「なんかその顔怖いからやめて」


普通に微笑んだだけなのだが。


「ともかく、、、、これは生津としてのお願いだ。学園に入って欲しい。可能性を増やして欲しい。青春を謳歌して欲しい。そして....友達を作って欲しい」

「そう。では入るだけ入って、何あれば退学出来るのであれば、ギルドの任務や依頼を受けさせてもらえるのねあれば、、、、行きます」


「入って欲しい。無理のない範囲でなら任務も依頼も許す」

「ありがとうございます。要件は以上でしょうか?」

「あ、ああ......」

「それでは失礼します」

 

そうしてマスター室をあとにする。

自分の部屋に戻りベットに横になった。


学園、か。

考えたことも無かった。

この時期だから編入生として入ることとなるはずだ。


同年代が集まる場所、勉強する場所。

それしか学園へのイメージがない。


1人だと、心細い。

戦場ではいつも1人なのに、なぜここで心細くなるのか。


スキル【安眠】


このまま考え続けるのも自分ではない気がして、思わずスキルを発動させた。


読んでくださりありがとうございます。

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