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戦華舞のスキルマスター(スキマスっ!)  作者: あるか 梓妃
Chapitre1. スキルマスター、学園へ
3/17

3

 

 というふうに100名を終らし、途中から面倒になったので残りの100名に一斉に襲ってもらった。


「はい、ここは単体威力を重視してください」

「いや、ここでバリア系統スキルは逆に不利になるけど、、、、」


というわけで、全員を吹っ飛ばしたのはいいものの、問題が残った。


訓練場で立っているのはただ一人。

そう、私だけ。


残りの方々は気絶状態。彼方此方に転がっている。


「うーん、どうしましょうか」

「これはどういう状況だ?」


真逆の方向ーー入り口のステンドグラスの傍らに立つ彼の名は生津せいしん

『陽光の果て』ギルドの創立者でありマスターである。

外見を言うと中年の金髪碧眼。

一部、影では別の名が流行っているらしいが、、、、今は気にしない。


「皆の相手をし終わったところです」

「そうか」


どういうことか、わかってくれたらしい。

それはそれで説明が省けて助かる。


「覚醒スキルは持ってないしなあ、、、、放置なら出来るぞ?」

「誰でもできますね。放置............しておきましょうか」

「ん、気絶されて起きたら蒼月はいなかった、、、、いいじゃないか」


どこがいいのかは置いておく。


「あとでマスター室来いよー」


そう言ってすぐに去っていく生津の背中を見つつ心の中でそっとため息。


一応、私は覚醒スキルを持っている。

この世界では7歳になると神殿に行き、洗礼を受けスキルを授かるのだが、大抵の人は一つのスキル。

ーー大抵の人は............


極玉に、習得というスキルを授かる者がいる。

そのスキルを持っていると料理するだけで料理スキルを習得していたり、走るだけで超加速や一定体力というスキルを持つことが出来たりする。


普通に生活しているだけで勝手にスキルを習得してしまうのだ。

そして現在このスキルを持っているのは3名。


1人は遠い大陸の英雄と呼ばれる男、エルベイル・フォン・アルカーラ。

1人は私と同じ国、マイティアの若き公爵当主、イシス・アスカリア・コンフォート。


そして、私。


ただ、私のスキルが習得であることは世間には知られていない。

なので現状、いるとされるのは2人だけ。


習得スキル持ちであることを知られたくない。


私は目的があるのだから。

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