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戦華舞のスキルマスター(スキマスっ!)  作者: あるか 梓妃
Chapitre1. スキルマスター、学園へ
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プロローグ

R15は暴力表現です。


 「どうして......」


エルクレア国ライラットの草原ーー


少女、アルティアは金色の瞳から涙を溢した。


「あれ、おかしいな。ただの夢の出来事なのに......」


涙は溢れていく。


少女の心の奥で"生きたい"という思いだけが疼いていた。







ん、夢なんて久しぶりに見た気がする......

目を開ければいつも通りの真っ白な天井。

世界一位を誇るギルド"陽光の果て"の自分の部屋である。


大規模ギルドにおいて、部屋を用意されるのはギルドマスターと10まである班のリーダー、そしてギルドマスターに認定された本当に少数の人だけだ。


私はその中でギルドマスターに認定された少数の人、に位置する。


世界最強。

そういったら聞こえはいいかもしれない。


でも、世界最強と唄われる私に自由という言葉はない。

朝から晩まで依頼や任務をこなし、徹夜で書類仕事。

寝ていても緊急事態には駆けつけなければいけないし、皇帝といったお偉いさんにも顔を出さなければいけない。

神経を削りながら過ごす日々。

それでも私が世界最強を辞めなかったのは私を必要としてくれる人がいるから。


そしてある日、私は倒れてしまった。




「お目覚めですか、アルティア様」

「どれくらい時間が潰れた? 依頼を受けなければ......」


ベッドから立ち上がろうとした私をいつもお世話になっている治癒係のアリサが首を振って押さえる。


「暫く、依頼も任務も受けないようにとギルドマスターから......」

「そう、命令?」

「命令ですね」


曰く、私は過労で倒れたという。

ともあれ、動かなくては身体がなまってしまう。


「依頼も任務も受けてはいけないのであれば訓練をします」

「そう、ですか......せっかくですから皆と手合わせをしてあげてください」

「手合わせ?」

「どれほどあなたに近づくことができたのか、皆頑張っておられますのでご褒美的に」

「なぜ、手合わせがご褒美になるの」


さあ? とアリサは微笑む。


"陽光の果て"の制服は他とは違い、珍しいものである。

基本、マントかローブ着用であり、ケープや機能ローブも許される。

そして他のギルドは白か紺、黒の色で統一されているが"陽光の果て"だけは青の色。


青のマントと黒のヴェールで顔を隠し、部屋をでた。


ある程度、長くなる小説です。

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