治療プログラム【1】。
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治療プログラム、Ver.エルデリカ。
「ぎゃぁああああああああああああああ死ぬぅうううううううううううー!!」
◇治療法その壱、『死ぬ気でランニング!』
「ふむ、さすがは私の碧猪。直線でのトップスピードは並ではないな。いや、それに対抗できるほどの速度で走っている陛下も賞賛ものだが……」
「ブツブツ言ってないで止めてぇええええええ!!」
ちなみに猪のトップスピードは……ちょっと人間の常識を超えちゃっていた(想像にお任せ)。
ちなみのちなみに魔王が必死こいて走っているのは魔王城の東館にある陸上競技用のトラック(200m)。
ただいま4周目。
「死ぬ!死ぬ!マジで死ぬぅうううううううう!!」
「頑張れ陛下!陛下は出来る子!やれば出来る子!」
「うぜぇえええええええええ!」
5周目突入。
「まだまだいきますよー。城壁破りの豪槍の剣」
彼女の手を包むように、鉄色の、光の剣が出てくる。
そして、その剣を振ると。
途端に鉄色の光がその剣から放たれる。
「やばいッ!」
ドゴンッ!と鉄色の光が地面が地面を穿つ。
「てこれぜってぇえええ悪化するぅうううう!!」
◇治療法その弐『死ぬ気でハンティング!』
がぉー!ぼはぁー!!
「うおぉぉぉ!火ぃ吹いたヤベェ死ぬー焼け死ぬぅううう!」
ぼはぁー!
「陛下ーご飯はその熊の肉ですよー、ワイルドにガブッといってくださーい」
「無理ぃーていうかこれ!?これ熊!?熊なんで火ィ吹くんだよぉおおおお!?」
ぼはぁー!
◇治療法その参『死ぬ気でスリーピング!』
「…………」
しゃー。しゃー。ずるずる、ずるずる。
「…………(汗)」
ずるずる、ずるずる、ずる……。
がぷ。
「ぎゃあぁぁぁぁぁあああああああああー!!!!!!」
「ほら、陛下がちゃんと寝てないから毒蛇が怖がって噛み付いちゃったじゃないですか」
「無理だから!毒蛇乗せながら寝るなんて無理だからぁぁイテぇえええええ毒がぁあああ!!」
◆治療終了。
「し、死ぬ……。これ、もう、風邪じゃな……」
「はい次は私、天才博士の柊紅葉でぇーす!」
「いやだぁああああああ!!」
治療プログラム、残りは三つ。