表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金堂繁盛記  作者: 三津屋ケン
97/651

097 アチラとコチラ

9/22更新3つめです。

 さて。


 今日はお店の営業もひと段落して食べ歩き、思いがけず孤児院の皆さんとも交友を深めました。

 百点満点の1日でしたね。

 後は、お風呂はいってマスター抱き枕に熟睡するだけなんですが。


 明日、朝からログインしてくるんですよね。マスターが。


 そして昨夜『チキンライス☆2』、一昨日『卵焼き☆2』を達成。

 ばっちり『オムライス』のレシピを入手しました。


 マスターがおねだりした『オムライス』。

 明日、みごと披露できます。


 ですけど。

 どうせなら『☆2』にしてブチかましてやりたいのです。

 そして「参りましたイズミさん」と跪かせてやりたいのです。


 もうね、眷族にしたばかりのわたしを3日も放置してからに。


 けっこう寂しかったですよ?


 そりゃシロもミライナさんも居てくれましたけど。

 眷族にはマスターが必要なんですよ。必須栄養素的に。


 ……よし、やりますよ。


 万全の状態で迎え撃つのです。

 覚悟するのですよ。マスター。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ぜーはーぜーはーぜーはーぜーはー。

 つ、疲れた。


 授業が終わるなりノンストップで家まで突っ走ってきたのだ。

 とりあえずシャワーだけ浴びさせてくれ。

 汗だくで気持ち悪い。


 運動部でもないのにジャージでホームルーム。

 クラスの連中は怪訝な顔だったが気にしないぜ。

 マジでそれどころじゃなかったのだ。


 俺の予想が正しければこちらで4時前、向こうで夜11~12時になるとイズミが暴れ出す。

 俺のアバターでナニやら遊んでいるみたいなのだ。


 俺としてはその前にログインして現場を押さえたい。


 授業中、どんなに俺が苦しんだか。

 アッとかウッとかヒッとか洩れ出る声を懸命に抑え続けたのだ。どんなプレイですか。


 お仕置きしてやる。あんにゃろめ。


 ひッ!?

 脇にナントモ言えん感触が。

 イズミめ、始めやがったな。


 ログインだッ!

 このままだと、変な扉が開いてしまう!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ