表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
錬金堂繁盛記  作者: 三津屋ケン
89/651

089 登校しました

短いです。

 ぜーはーぜーはーぜーはーぜーはー…………。


 走りきったぜ、通学路。

 かなり辛かったが見事完走。やるな俺。


 家を出たのが朝6時過ぎ、学校ついた今が7時前だ。

 ざっと50分。完全に根性だけで押し切ったぜ。


 校門くぐると校舎まで少し歩く。

 グランドで野球部が朝練をやってるな。青春だねぇ。

 しかしだな、野球少年諸君よ。

 夜見る夢の中でこそ弾ける青春もあるのだよ。

 ふふふ。


 やれやれ、ヘトヘトな上に汗だくだ。

 体育館横にシャワー室がある。ちょいと拝借させてもらおう。


 …………。


 ふーう。スッキリしたぜ。

 冷たい水で汗を洗い流し、ジャージから学ランに着替える。

 心身ともに爽快だがボンヤリしてる暇はないぞ。教室に急ごう。


 教室到着。

 当然、無人だ。

 俺だってこんな時間に登校したの初めてだよ。


 朝7時、しかし時間はあるようで無いぞ。


 ここから授業開始まで、全科目ひと通り予習をすませてしまうのだ。

 教師どもが繰り出してくる課題の連打を授業中に消化するタメだ。


 学校の課題は放課中に全て終わらせる。

 コレが俺のノルマだ。


 こうしてる間にもD&C世界じゃ6倍の速さで時間が流れている。

 イズミのことだから錬金堂経営に奮闘しているハズだ。

 つまり俺としては、6倍頑張ってやっとイコールなのだ。


 厳しい。かなり厳しい戦いだ。


 しかし、負けられん。

 マスターが眷族ちゃんより楽をするわけにはイカン。


 ゲームのためにリアルを攻略。

 コレもある意味ゲーム攻略だ。


 俺は手を抜かないのだ!


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ