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錬金堂繁盛記  作者: 三津屋ケン
157/653

157 風呂上がりはウサギ

挿絵(By みてみん)


 ふー、いいお湯だ。生き返るぜ。

 アンデッドですけど。


 今日は調子のいい一日だったなぁ。

 アレもコレもサクサク進んだ。


『巨狼変化』の検証は有意義だった。

 戦闘だけでなく、移動や休憩にも効果があることが分かったしな。


 商品の作成もイイ感じだった。

 念願だった『傷薬☆3』も作れた。

 コスパとCTに優れ、一度に100回復。

 なかなかの傑作じゃないか?

 新しい調合レシピも得たことで作成の幅が広がった。


『連携』スキルは嬉しい誤算だったな。

 イズミとのコンビ調合がさらに使いやすくなった。

 薬研を得たことと合わせて『傷薬☆2』の量産が可能になった。

 二人がかりとはいえ、半日で1000包だ。凄いぞ。


 昼飯のキツネうどんも美味かったし、鍋は最高だった。

 締めはやっぱり雑炊だよなぁ。

 次はナニ鍋だろうか。楽しみだ。


 うん、百点満点の一日だった。


 やっぱり、イズミの頑張りが大きいよな。

 コンビ調合も言い出しっぺはあいつだし。

 料理とかの家事だけでなく、商品作成にまで大活躍だ。

 ホント働き者のイイ子だよ。

 錬金堂の看板娘だ。


 なんとか労ってやりたいな。


 まずは『義務』だな。優しく丁寧に。

 お姫様でも扱うように。 





挿絵(By みてみん)

 

「今日はお疲れ様でしたマスター。

 さあッ、存分に『義務』を愉しむがいいですよ?」


 ………俺は目がオカシクなってしまったのだろうか。


 カンオケ部屋に戻ったら、イズミがバニーさんだった。


「いえいえ、マスターは至極健康ですよ?」


 では、何故にバニーさんの幻覚が見えるのであろうか。


「それは、わたしがバニーさんだからですよ?」


 では、何故にイズミがバニーさんなのであろうか。


「それは、マスターが喜ぶに違いないとカーミラ様から教わったからですよ?」


 カーミラさぁんッ⁉

 やり過ぎッ、やり過ぎでございまするよ⁉


 その夜の『義務』はエキサイティングだった。

 Oh……。

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