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錬金堂繁盛記  作者: 三津屋ケン
100/644

100 友達

9/23更新3つめです。

挿絵(By みてみん)


 全プレイヤー共通のスタート地点『始まりの広場』。


 ログインできたらここで待ってるハズなんだが……。


「あのヒト達じゃないですか?」


 中央の噴水前に2人、たった今ログインしたようでキョロキョロしている。


 いや、東条ひとりのハズなんだけど。

 向こうがコッチを見た。

 2人して俺を指さしてから小走りでやってくる。おいおい。


挿絵(By みてみん)


「ひょっとして土方くん? やだ、ナニその格好?」

「そりゃこっちのセリフだ。だいたい、なんで西崎までいるんだ?」

「あれ? 言ってなかったっけ?」


 駆け寄ってきたのは男女二人連れ、アバターもほとんどイジってない。

 東条と西崎だ。


「テーマは『お転婆令嬢とイケメン執事』よ。設定聞く?」


 ご遠慮します。

 こいつらカップルでログインしやがった。

 呪われろ。リア充どもめ。


挿絵(By みてみん)


「この子はイズミ。子犬がシロだ。俺の仲間な」

「イズミです。よろしくお願いします。NPCです」

「わんッ」


 挨拶する2人?に東条たちは興味津々だ。NPCは初めてか?


「俺は東条克也。ゲーム内じゃトージョです。よろしく」

「私は西崎左知代。サッチーって呼んでね」


 笑顔で挨拶を返す。うん、それ大事だぞ。

 相手がNPCだとついつい横柄になってしまうプレイヤーもいるらしい。

 しかしこのゲームの中じゃ、プレイヤーもNPCも変わらんのだ。

 戦闘や生産ばかりに目が行きがちだが、そういうのも含めてこのゲームだと俺は思う。


 イズミ見てると特にね。

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