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狂気との遭遇

 まず最初に言っておきます。


 イカレきっててすみません。調子に乗りすぎました。


 気分が悪くなったら遠慮なくブラウザバックすることをお勧めします。それくらいひどい狂気です。書いてて楽しくなりました。

 ヤクをキメたような気分でお楽しみください。

 

 ふぁ~。おはよう。

 ……朝になっても暗いアパートの部屋の中、虚空に声を出さずに挨拶。答える者はいな――

「あ、おはよう。キミは、にしだとしゆき君でいいんだっけ?」

「おはようございます。でも西田 敏行じゃありません。それは俳優ですよ」

「ああ、そうだったね。What your name?」

「僕は、北尾(きたお) 優樹(ゆうき)。間違えないでくださいよ。後なんで英語で……え、そもそも何故声がするんだ?」

「ボクはここだよ」

 母は寝ている。父はいない。母子家庭だから。弟や妹はいるが、やつらはこんな声じゃない。幼い少年のような声の人物はこの家にいない。

 だから、ここで知らない声がするということは――

「不審者!」

「違うよ。そもそも人間じゃないし」

 人間じゃない? どういうことだろう。

「ここだよここ。ああ、もう。今出てくるから」

 そう聞こえた。布団からごそごそ聞こえる。

 出てきたものは、いたちのような、フェレットのような、謎の生き物だった。その謎の生き物が口をパクパクさせて、「ここだよここ」と話している。

 なんだろう。というか、いろいろと突っ込みたいんだけど。

 何で僕のことを知っている風にしゃべった?

 何でここにいる?

 何で人間じゃないのにしゃべってる?


 そして、何故ボクの下半身はこんなにもスースーするんだ?


 うん。気にしたら負けかも知れん。何か、よくわからない。

「早速だけど、ボクと契約して、魔法少女に」

「うん、ちょっと黙ろうか。今からいろいろやる事があるんだ、そう、学校に行かなくては」

「大丈夫すぐ終わるから」

「まずは落ち着きたい」

「さあ、夜の運動(意味深)を」

「落ち着こうまずは落ち着こう」

 というか、今いろいろとカオスなフレーズがいっぱい出てきていたような。

 魔法少女? 夜の運動? 君は何を言っているんだ?

 すー、はー。もう何も考えずに布団から出よう。制服着て準備しよう。そして、家から出よう。いつもの日常に戻るんだ。今からでも遅くない。魔法少女なんて創作物の中のものでしかない。というか、これは夢だ。そう、夢……。現実逃避完了。とりあえず、布団から出よう。

 布団から出ると、下半身は丸出しだった。アソコが丸出しで、ズボンやパンツの感触などない。

 はい? これはどういうことですかねえ。ボクはいつ露出に目覚めたのでしょうか――いやこれすごく恥ずかしいから! 気持ち悪いから! そういう方向には目覚めてないから!

 では何故脱げた――? 何か忘れかけたような。

 ……あ、このフェレットっぽい何か。――が、僕のアレを見て、はぁはぁしている!?

 いや、どういう状況だよこれ! まさか……

「君がやったのか……?」

「はい、ボクがやりました。ついでに、契約(セッ○ス)でも……」

「……君の性別は?」

「オスですが、何か?」

「……ファッ!?」

「うへへへへ、君の包○ち○こ堪らない……そのつるつるア○ルに僕の肉○を○してもいいかい?……あっ」

 やばやばやばやば、こいつ、ガチホモじゃん! しかも、僕にぞっこんの!

 いやぁぁぁぁぁぁぁぁ! 男にやられるなんていやだよぉ! そういうことは人間の可愛い女の子とやりたいんだよぉっ!

 よって、猛スピードで最低限の着替えをし、猛ダッシュでリビングまでいった。ボタンは後でも良いや。

 そうして、一気に準備を終え、部屋を出ていった。朝6時5分のことである。いつもよりもなんと25分も早く家を出たのだった。


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