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ホテルの一夜  作者: アヤ
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別れたあの日


「もういいじゃん!これ以上付き合っててなんになるの!」


大学を卒業する頃にそう女から電話越しに怒鳴られたのをよく覚えている。


俺は何が何だか分からなかった、確かに喋らなかったし、何もしなかったけど、上手くいっていると思っていたし、何より俺は忙しかった。


「ちょっ、ちょっと待てよ。きちんと会ってさら話そう。」


そう言って会ったが結局俺が振った感じになって、もう限界だと言った癖に女は涙を堪えていたのを覚えてる。


本当に女と言うのは不可解な生き物だと思ったのを、タバコを吸う度に思い出す。


その女もタバコを吸っていたし、自分のタバコと同じものを「一緒がいいから」と無理して吸っていたのを可愛いと感じたからだ。


それ以外では、最初の1ヶ月以降は、確かに付き合ってると言うには冷めた付き合い方だったと思う。


でも、仕方がない、俺はそういう付き合い方しか出来なかったからだ。


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