いざ、初めての戦闘へ!
僕は今、『レパール』から少し離れたとこにある『アルス平原』に来ている。ここにはLv3くらいなら勝てるような、比較的弱い魔物がいる。何故こんな所に来てるかって?ふふふ...実はあの後、クエストを受注して武器を買おうと思って値段を聞いたところ、なんと狙ったかのように1400ゼルだったんだよ.....。それを買ったからゼルが無くなって魔物を狩りに来たんだ。・・・っと早速、あそこに魔物がいるな。
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モンスター名『ゴブリン』
Lv3
スキル 棍棒術Lv2
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・・・ゴブリンか。ゴブリンは知能が低く、フェイント攻撃や読み合いに弱い。だが、相手がLv3と上手なのと、棍棒術Lv2には気をつけないと、いくらベータ版をしてたからって今の僕はLv1だ。油断はできない。・・・ってさっきまでは思っていたけど。まぁ今持ってるいる全財産を出した、この武器なら行けると思う。
奇襲は、魔物相手だと大抵の場合、有利にたつ事が出来る。奇襲できる時はした方がいい。そう思った僕は、サッと武器を取り、ゴブリンに向かって駆け出した。
「ギュイ!?」
「先に先手を取った方が有利!」
駆け出した僕は、即座にゴブリンの懐に入り、片手で短剣を振る。短剣はゴブリンの首にヒットし、ゴブリンの首と胴体が切断された。
・・・Lv3のゴブリンもこんなもんか。それにしても、首を切断できる程のこの切れ味、流石の最高レア度だ。
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武器 短剣(成長武器)
名前『 』
レア度UR
スキル 切れ味up(極大) 絶対不壊
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ベータ版では、このレア度の武器を持っていた人は、1人か2人程度しかいなかったという伝説の武器だ。どうやら、この武器の名前はまだ分からないらしい。名前をつけるタイプかと思ったが、付けられなかったので、どうやらその類ではないらしい。多分クエストを進めないといけないのだろう。あのクエスト『短剣を極める者』は長期的なクエストだ。普通ならクエストを受けると時間制限というものがある。魔物討伐なら1日~3日くらい、護衛の任務なんかもあって、1週間という具合だ。もちろんゲームの時間であって、現実の1時間がゲームの一日だ。感覚が加速化されて時間が長く感じるらしいが詳しくはわからない。まぁとにかくこの、短剣を極める者は時間制限がなくなおかつ、クエストの内容すらわからなく謎なままという事だ。極める者というからには短剣を極めればいいのだろうか。
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名前 カイト
性別 女
職業 冒険者Lv3
スキル 短剣術Lv2
ユニークスキル 短剣の申し子(成長中)
スキルポイント2
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これが僕の今のステータスだ。さっきのゴブリンとの戦闘で冒険者のLvが3になり、スキルポイント1で取った短剣術がLv2になったようだ。スキルポイントはLvが1上がる事に1取得できる。そしてスキルの項目の下にあるユニークスキル、てっきりクエストの報酬と書かれていてクエストをクリアしないといけないのかと思っていたが、受注した時に手に入れることが出来た。
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スキル名 短剣の申し子(成長中)
効果 短剣以外の武器が装備できなくなる。
短剣系のスキル効果及びスキルの取得難度簡易3倍。
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これで僕には短剣以外の武器は扱えなくなった。もちろん短剣で行くと決めたので別にいいと思うが、せめて盾は装備したかったなとは思っている。でもそれよりもメリットの方がすごく大きい。短剣のスキル効果3倍。これはスキルの効果、攻撃力や状態異常などあらゆる効果を3倍する。例えば短剣の攻撃力をupするスキルをとったらその効果が3倍する。チート並みの性能だ。そしてもう一つスキル取得難度簡易3倍。これは僕がスキルポイント1で短剣術を持っているのと関係している。実は、この〇〇術系はスキルポイント3で取得することが出来るのだが、このスキル、取得にかかるポイントを3分の1倍にしてくれるという効果で、本来、短剣術取得に必要なポイント3を1消費で取得することが出来た。そして短剣スキル効果上昇とは違い、スキル取得難度簡易は短剣に限定されていない。つまりどのスキルでも必要ポイントが3分の1になるという事だ。これでこのスキルのチート具合が分かっただろうか。
「このまま行けば・・・」
・・・僕はこのまま行けば、『AMO』の最強へとなれるのではないか。そんな考えが僕の脳裏をよぎる。
そして運命の歯車は動き出す。