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いざ、武器屋へ!


僕は今、始まりの街から次の街『レパール』へ向かっているところだ。道中の魔物は全て無視して走っている。今のレベルでは一体だけでも死ぬリスクがあるからだ。


話は変わるが、このAMOには3つの成長方法がある。1つは魔物を倒すことによるLv上げ、そしてもう一つは、スキルを使うことによるスキルの熟練度上げ、そして最後に装備の強化だ。


スキル取得も、スキルポイントでの取得以外にも、クエスト依頼の報酬で手に入るのもあれば、モンスターのレアドロップで手に入る可能性もある。


そして、スキルの種類は主2つに分かれている。アクティブスキルと、パッシブスキルだ。アクティブスキルはその時その時に発動しなければならない。その点パッシブスキルは任意の発動でずっと、効果が持続する。


そしてここからが重要なことだ。スキルには普通のスキルとは異なるユニークスキルというものがあるらしい。らしいというのは、まだ噂程度で、未だに確認されてないからだ。AMOでは正式サービスの前にベータテスト版ができた時がある。その時に村人からユニークスキルというものがあるのを聞いたという噂が流れたことがあった。真相を知るべく、色々な実験がされたらしいが、結局ユニークスキルの発見は出来なかった。もちろん僕も色々なことを試したが無理だったんだ。


「・・・さて、とまぁそんなこんなで、『レパール』へ着いたわけだけど。早速、中に入りますか。」


僕は街に着いたあと、中に入るために入国所で順番待ちをしていた。


「入国料100ゼル必要になります」


「はいどうぞ。」


『始まりの街』以外の街に入る時には入国料というものが必要だ。この世界のお金はゼルという単位がある。1ゼル1円と考えてくれればわかりやすいだろう。

初期の所持金は1500ゼル。魔物を倒したりクエストをクリアしたりして、稼いでいくのだが、あいにく僕はまだ何もしていないから。残り1400ゼル。ここから装備やアイテムやらを買っていくとなると圧倒的にゼルが足りなくなることは明白だ。・・・だからどうにかしないとなぁ。


そんなことを考えながら、僕は装備屋を探して街を歩いていく。


(街はベータ版の時と、ほぼ変わらずか)


活気だった雰囲気、並ぶ商店街、いかにも冒険者の街って感じだ。


(プレイヤーは大半はまだ始まりの街にいるはずだから、この人達全員NPCって考えるとすごいな)


そんなことを考えながら僕は装備屋を見つけ中に入った。中には厳つい装備が並んでいて、これまた厳つそうな人がいた。・・・店主のようだ。


「すみません。武器を買いたいんですけど.....」


「おう!嬢ちゃんはなんの武器が使えるんだぁ?」


「えっと、短剣とか片手剣、・・・ですかね」


武器には、片手剣、両手剣、短剣、槍、片手斧、両手斧、弓、杖、そして盾の10種類の武器があり、N、R、SR、SSR、URに別れている。ベータ版の時の僕は、短剣と片手剣を使っていた。そして今回は短剣メインで行こうと思ってる。その理由だが・・・


「なら短剣がいいぞ!嬢ちゃんには、重い武器が使えそうにないからな!小回りが利くような軽いやつがいいと思うぜ!」


・・・とまぁそういうことで、短剣で行こうかと思う。


「はい。それでお願いします。」


「おう!短剣なら確かこの辺にいいやつが・・・おっ!あったあった!この短剣はいい短剣だぞ。見てみてくれ」


といって差し出された短剣は、赤黒く発光していて異様なオーラを放っていた。


なんだこの武器・・・!こんなのベータの時にはなかったぞ?しかも『レパール』の武器屋で置かれているレベルより遥かに高い。


「こ、これどうしたんですか?」


「あぁ先日、フード被った男が来てな。この短剣を渡すから、この『レパール』で1番最初に短剣を買いに来た冒険者に売ってくれって頼まれたんだよ」


ーーーーーーーーーー

ユニーククエスト

短剣を極める者


報酬ユニークスキル

ーーーーーーーーーー


受注しますか?YES.or.NO


ふぁっ!?


・・・どうやら僕はとんでもない事に巡り会ってしまったようだ.....

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