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ようこそ『AMO』へ!


ある晴れた日のこと、年齢16、好きな事アニメ、ラノベにゲーム、僕こと浅野海斗はいつも通りに起き、いつも通りに朝食を食べ、何事もなく手馴れたように学校の支度をしていた。


ピロリン。


・・・どうやらメールが来たようだ。どれどれ、全くこんな朝早くから愛の迷惑メールかよ.....


率直に言おう。僕は友達がいない。中学生の頃からだろうか。アニメに目覚め、ラノベに目覚めてからというもの、立派にオタク道を極めた。その結果、周囲から孤立したんだ。だから必然的に僕のスマホにメールが来ることは無い。唯一来るのが迷惑メールという笑えない冗談だ。まぁそんな話は置いといてメールの中身はなにか確認するか。


『おめでとうございます。AMOの初回版購入抽選に当選しました。』


この時、僕の中で、いつもとは違うことが起こりそうな、そんな予感がした。


今、日本中で流行中の次世代ダイブ型ゲーム『アルメルオンライン』通称AMO。このゲームの長所はなんといっても、歴代最高峰のグラフィックと自分だけのキャラを作れるという圧倒的キャラデザの種類があるところだ。このゲームの初回版を買う権利は、抽選で決められる。最初は1万人、そこから1ヶ月経つと誰でも買えるようになる。つまり、最初の1万人の人達は、1ヶ月先にスタートダッシュを決めることができ、ほかの人たちよりも圧倒的に優位に立つことが出来る。この抽選の応募人数は何百万という大勢の人が応募している。全く当たる気はしないが、ダメもとで応募してみたつもりだったが・・・


「・・・まじか。」


絶賛僕の心は歓喜のうねりが押し寄せてパニックだ。逆に、むしろ僕みたいな人が貴重な1万人の中の1人でいいのかと不安に思うくらいだ。


「絶対にこのチャンスを逃さないぞ!」


僕の中で最も好きな物。それはゲームだ。ゲームなら何時間でもできるし、やってても飽きない。それほどに僕はゲームが好きだ。だからこそ、このチャンスを逃したくない。こうしちゃいられない!今からでも新たなゲームに向け対策を練らないと・・・!


・・・こうして僕は今日から、いつもとは違う新たな世界に胸踊らせ、まんまと学校に遅刻するのだった.....

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