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復讐するため今日も生きていく  作者: ゆづにゃん
第九章壊れた信頼 本当の思い
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第88話思惑と思惑

『愛の国が滅んでから一週間が経過しました。

国の人達は皆、別の国に避難したそうです。

ですが、やはり記憶がよく戻っていないみたいで、愛の国の王の名前も覚えていないようでした。

そうそう、王といえばこの国の王リクは姿を消したまま見つかっていません。

別に死んでいようと構わないのですが、それでは何をしにこの国にきたのかわからなくなってしまいそうです.......

まあ、そんな事置いといて、つい先日にユウキさんの体が凄いスピードで治りました、嬉しいです♪

リンちゃんが言うには体が魔物の体に変化して、人外の再生力だとか、なんとかって言ってました........よくわかりません。

ともかく、元気になったユウキさんに朝一番でお礼しに行ってきます!』


そこまで書くと、カノンはペンを置き、ホッと息を吐く。

暗い窓の外を見て、ほのかに映る自分の姿。

その姿をみて肩から落ちたネクリジェを直しスカートの裾を引っ張る。

だが、いくら服を直しても、その窓ガラスに映る自分の姿、その眼が直ることはない......


その、恐怖に歪んだ瞳は......昨日のユウキの姿を見ていた。


そんな自分が本当に醜く感じる。

何が自分だけは信じてるだ......本当は怖かったのに.....

好きな人のために、嘘をつき、素顔を隠した、偽りだらけの自分の顔。

けど、それでも、やはりユウキの事を嫌いにもなれないし差別することも出来ない.......

だから私は偽り続けるのだ、ユウキの事が怖くないと。

だって、偽り続けていればそれはユウキにとっては真実なのだから。


もう一度深く息を吐き、吸い込んで仮面をつければそこには、いつも通りのカノンがいた。



【辛い現実からは逃げなさい.....辛い事からは逃げ続けなさい】


それが、いつの日か死んだ母親がいつも俺にいっていた言葉だった、口癖のように何度も。


母親は、厳格で頑固で無慈悲な父親と違い、優しく、感情溢れる人だった。

どんなに変わっていく、兄にも愛情を注いでいた、兄を殺した俺にでさえ.......笑って殺した俺に..

....母国から帰ってきた母親は、黙って......泣きながら理由を聞いてくれた。


どんなことだろうと我が子に傷ついて欲しくない、そんな真っ直ぐな愛情。


そんな甘えの言葉ばかり教訓として、優しすぎる母がいたせいだろう。

今、家のリビングに降りる階段の前で足が止まってしまった。


また、非難、敵意、差別、そんな目に晒されるのか.......また拒絶されるのか、そう思うだけで体が動かず恐怖に震える。


あの時の皆の目が思い出せて仕方がない。


だが、これは俺が悪いことなんだ。

元から人ではない俺が皆を騙した。

化け物が皆を利用した、そしてあんな醜い姿を晒した.......


それにあの力だ......怖がられているのは当然。

それにこれ以上皆に迷惑はかけられない......

俺の復讐なんて.......俺からすれば最優先事項、だが皆からすれば下らない、過去への執着だ。

過去と今、割り切れもしない俺にうんざりしている、それが本音だろう......

ならもう俺がいなければ.....


(......もう.....いっそのこと...どこか遠くへ......)


「何してるんですか?.....」


「うわっ!?.....」


いきなり後ろから声をかけられ、驚きながら振り向けばそこには赤髪を揺らしながら首をかしげるカノンの姿。


「どうかしました?」


「いや、何でも.....じゃあ部屋に戻るから...」


「ふーん....」


言い訳交じりに、カノンに向き直ると、横を通り抜け、ドアノブに手をかける。

ドアを開け部屋に入ると、なぜかカノンまで入ってきた。


「何で入ってきたんだよ.....」


「少し話があります.....」


カノンが顔を下に向ける、その事に内心ドギマギしていた、人じゃないことを黙っていた事に怒っているのではないか、絶交の言葉を言われるのではないか........そんな考えもカノンの次の行動に吹き飛んだ。


いきなりユウキに抱きつくと、後ろにあるベッドにユウキを押し倒し、仰向けになったユウキにカノンは馬乗りする。


「なっ!?....」


「私はあなたにお礼を言いたかった.....」


ユウキの首元に抱きつき顔を近づける。

そして耳元で囁くように言葉を紡ぐ。


「本当にありがとうございました....あなたなら....どうにかしてくれると私は、信じていました....」


熱っぽく伝わる言葉に、ユウキは身を固める。

色気のような、何かに体が熱くなる。


「だから....あなたも信じてくださいね?.....私達は.....いや、私だけは絶対にユウキさんを裏切りません.......だから...一人で背追い込まないで下さい....私は....怖い...,」


まるで洗脳のようにカノンの言葉がユウキの頭に刷り込まれて行く。

カノンは何を怯えているのか分からないが、肩を震わせる。

それでも俺はその肩を抱けなかった。


「あなたが.....私の前から消えてしまいそうで......」


ついには泣き出しそうな潤んだ瞳。

化け物だと知ってここまで言ってくれた。

嘘?虚言でまやかしな言葉....?....

いや.....復讐者がそんな.....復讐対象のような事はしないだろう。


「そっか....ありがとう.....」


口から出たのは、心からこぼれ落ちた感謝の言葉。

こんなに信じてくれた少女.....出来る限り近くにいよう....彼女の願いを聞こう....彼女には幸せな人生を送らせてあげたい。

カノンが結婚して幸せになるまでは近くにいてあげよう......なら...次の目的地は決まった。


「俺はカノンを信じるよ.....いなくならない.....けどカノンがいなくなったら知らないからな?」


「そんな事....ありえませんよ!....」


言葉が嬉しかったのか、力強く俺の首を抱きしめる、だから俺も、カノンの体を優しく抱きとめた。


「可愛いのに.....泣いてちゃもったいないぞ?」


そして涙を手で拭ってやると。

急に体を少し伸ばし、唇をユウキの頬につけた。


「なっ!?.....」


二度目のキスは、唇ではなかったが一度目の無理矢理のキスよりも色っぽく、とても顔が赤くなる。

カノンも同じようで顔を赤らめながら、スッと立ち上がり。


「今のはお礼です.......」


なんのお礼なのかよくわからないが、ただ言えるのはお互い顔が見れなくなるほど恥ずかしかったことだけ。


「じゃ、じゃあ私は一度部屋に戻ります.....あ、今日はユウキさんが、夜私の部屋に来て下さいね?」


「あ、ああ......」


最後までドキドキさせてカノンは部屋に帰って行った。



「は、恥ずかしかったぁ!.....」


部屋に帰ったカノンは一人ベッドの上にうずくまり、先程の自分の行動に奇声を発している。


「うぅ....でもこれくらい攻めていかないと、あの人は手に入らない!...」


決意を目に宿し、力強く拳を握る。

にしても今回の甘えはうまくいった、いつもはさらっと逃げられてしまうが今日は驚くほど思い通りにできた。

これなら偽りなどばれることはないだろう。


「けど....なんで協力してくれたんですか?妖狐ちゃん」


「協力というわけではないですよ、ただお礼をした方がいいんじゃないかなーと思いまして」


目を背け、自分の腕を押さえながらカノンの部屋にポツンと立っている妖狐の姿。

窓から入る風が銀髪を揺らしている。


「やっぱりそうですよね.......あれだけじゃあお礼にならないかな?.....何か考えとかないと.....」


何か考えるように手を組み考えるカノンに、少しホッと息を吐いた。


妖狐はあまりに真っ直ぐなカノンを直視できないのか、視線を下に向ける。

あまりに不自然だったというのに、ここまで信用してくれるとは。

悪いけど、利用させてもらった、だってそうしなければ.....ユウキがいなくなってしまう。


(こうするしか......)


部屋を出て、廊下に出てみるとユウキがいた、声をかけようと、頼まれた手紙を渡そうとした、その時に覚りが発動、先程のユウキの思いが流れ込んで来てしまった。

そして理解する、私達の前から消えてしまうと。


だが、私では......魔物である、化け物である私には止められない。

だから人間で、私でも可愛いと思うカノンさんに頼んだ。


カノンさんの恋心を使い、「好きになってもらうコツはまず信用される事」.....などと騙し、発言を絞らせる、それだけでも効果があったのだが。

カノン自身にもそういう思いがあったのか......とてもいい言葉を言ってくれた。


(けど......ここまでしないと.....私達が死んでしまう)


もしユウキが私達から離れたら......その日までは分からないがお告げ通りいつの日か死ぬ。

その為にも、カノンには必ずユウキをものにしてもらいたい........そこまでは求めないがせめて近くにはいてもらいたい。

まあ、これは私の勝手な考えだが。


(さて.....ユウキさんが目を覚ました事も皆に伝えなくては......後...この手紙も渡さないと.....)


妖狐の手に握られているのは、墨で染められたような真っ黒い封筒。


「では、私も王に会って来るのです」


「うんわかったよ!....あ、待って私も行く!」


先程別れたばかりだと言うのに、また会いに行くと言うカノンの愛が少し羨ましく感じた。


妖狐とカノンは部屋を出るとユウキの部屋の扉に手をかけて、中から聞こえてくる声に手を止めた。


「ーああ、言った通りやはりあった」


「ー何処に?」


「ー城の地下じゃ.....今まであんなものがあったと思うと寒気がするわい.....」


「ー.......とりあえず案内してくれ」


「おう!」


会話の内容を聞いて、

これは.....また手紙を渡せそうにないのです.....

さっさと渡してしまいたい思いを押し殺し、扉を開けた。


「私達もついていっていいですか?」


開閉一番にベッドの上で胡座をかくユウキにお願いをしてみる。


「ん?....おはよう妖狐、盗み聞きはダメだぞ」


「王、おはようございます、ついていっていいですか?カノンと一緒に......」


「え?あー...まあいいけど...」


注意の声を聞かず、懇願してくる妖狐に了承を返すと、マルドレイは怪訝そうな目で言葉を紡ぐ。


「おい、よいのか?.....あれは重大な.....」


「大丈夫だろ、俺が1番信頼してる二人だし.....」


「そうだとしても.....あんなもの、子供が見るべきものじゃ......」


「それはよくわからないけど、俺も子供だぞ?」


「.......そこまで言うのならよいが......」


流石にそう言われて仕舞えば何も反論できないのか、特に何か言うことはなくなった。


「じゃあ、さっさと行こうか、外出の準備できてるか?」


「はい、一応」


「そっ、じゃあ行こう」


ユウキは久方ぶりの外出に、少し早足で玄関に向かった。


外の光景はあまりに悲惨なものだった。

焦土と化した土地、地面が抉られている土地、氷漬けにされた土地、兵士達の死体が散乱している土地、何かが暴れまわりほぼ半壊した民家など。


...........これは、魔王軍がやったんだよな?そうだ、そうに違いない........


「本当に酷い事を.....」


「それは、こっちのセリフじゃぁ!!」


マルドレイはいきなり、憤りユウキを掴み上げる。


「ネタは上がっとるんじゃ!.....全部貴様らがやったのはわかっておるんじゃぞ!?」


すると、ユウキは斜め下を見て。


「俺の仲間が.....そんなことするわけないだろ....多分.....」


「多分って!なんじゃぁ!?」


自信なさげに、そう呟くとさらにマルドレイの怒りは上がり、頂点に達すると。

いきなりむすっとした顔つきになり、ユウキを離す。


「まあ.....それはよい、救ってもらった事を感謝してるのは本当じゃからな....ただ」


拗ねた子供のようにそっぽ向いて城の方に歩き始め。


「城の医療室を破壊するのはやめてほしかったがな.......おかげで医療品がたりなくて回復魔法師の手が回らん」


(医療室?......俺は特に覚えがないんだが......)


後ろを振り返ると、カノンが視線を合わせないように横を向いた。


「おい」


「違うんです!.....」


焦ったカノンは訴えかけるように否定を口にする。


「何が違うんだよ」


「これは....そのですね?妖狐ちゃんが銃で撃たれたので治療しようと思ったんです」


「それで医療室に向かったと」


そこまではわかる、けどどうして治療から破壊に変わったのかがわからない。


「はい、だけど私医療の知識とか全くなくて、ともかくそこら辺の薬品を全部かけて、包帯で巻いといたんです」


「なんで全部の薬品使ったんだよ!?」


「だ、だってわかんないんですもん!.....」


普段しっかり者のカノンにこんな欠点があったとは.........医療室が崩壊......?


「なあ、マルドレイ」


「なんじゃあ」


「医療室って完全に部屋ごと壊されてた?」


「ああ、見るに堪えんかった.....どんなスキルを使ったらああなるのか教えて欲しいもんじゃが....」


..........俺だ。

医療室壊したの俺だ....カノンが薬品を使おうが使うまいが、結局俺が壊してたわけで.......けどだからといって今更言うのは、恥ずかしいし.....

悩んでいる俺をカノンが不思議そうにみて、妖狐と目があった。

顔に動揺が現れそうだったが、咄嗟に咬み殺す。

だが、それも虚しく、妖狐が左目を閉じ、右目だけでユウキの顔を見つめると。


「悪いのはカノンちゃんじゃないようですよ?」


「へ?本当?それ本当?」


「はい、そう王が言ってたですよ?(心の中で)」


妖狐の言葉を聞きカノンが俺を見つめてくる。

だが、大人というものは都合が悪ければ逃げるものだ。

ユウキはカノンの眼差しを避け、逃げるようにマルドレイに声をかけていた。


第4区画、ユウキと正義が殺しあった道、その奥に続くのは誰かさんに半壊させられた跳ね橋。

その橋を渡ればそこは跡形もない城跡、そしてその中央付近には見覚えのある女性とイカレタヘアメイクをして岩にくくりつけられている青年の姿があった。


「よっ!お久方ぶりのキリアにカノン!元気にしてた?」


チナツが元気よく手を振りながら、妖狐に走り寄ると、まるで友達のように抱きしめた。


「はいっ!同然なんですよ!」


微笑ましい光景に、ほっこりとしながら妖狐を見ていると、チナツがこちらの視線に気づき抱きしめた手を解いた。


「ごめんねキリア、妖狐に抱きついて....妬いた?妬いちゃった?」


ニヤニヤとしながら横腹を肘で突いてくるチナツが妙にうざったい。


「な、何言ってるんですか!?」


そんなチナツを妖狐が文句ありげに掴みかかっていた。


「妬いてないよ、ただ微笑ましいなぁと思って」


そう笑うと、妖狐に摑みかかられているチナツは何故か不機嫌そうな顔をした、そしてさらに不機嫌そうな顔をしているのが横に。


「..........」


「な、なんだよ」


あまりに近く、真横で唇がくっつきそうなほど近くでカノンが睨んでいる。


「別に!なんでも!ないですよ!」


キツくそう言われ、こちらに顔を近づけてくるので後ずさってしまった。


「なんでか分かんないけどごめんって.......」


そう謝る、ユウキにカノンが言葉を返そうとして、異様な青年が口を開いた。


「あの〜初見なんですけど、言わせてください.......なんか言えやぁ!?」


そう怒鳴りつけたのはどこかで見たことのある青年。


「お前らぁ!?こんな風になって、しかも束縛されてる人を見て無視して話ししてるんじゃねぇ!?せめてなんかリアクションしろやぁ!?」


ピエロ風の青年はそう叫び皆を一瞥していくと、チナツを見たときに顔が強張った。

何せそこにあったチナツの顔は満面の笑みだったから。


「うっさいわねぇ、静かにしないと次は眼球に色塗りこむわよ♪」


舌なめずりをして近づいてくるチナツに青年は恐怖に顔を歪める。


「ヒィィィイ!?」


染色剤を手に持ち、青年の瞼を抑える。

それに悲鳴を上げた青年を見て妖狐は笑みを浮かべ走りよった。


「あ、それ面白そうです!」


そう言いながら妖狐も染色剤を手にし始める。


「どうする?置いてくか?」


「ああ、そうする」


見ず知らずの青年には悪いが妖狐はチナツと遊んでいた方が楽しいだろうし、置いて行くことにする。


「そうか......ここじゃ」


マルドレイは足元を蹴るとそこには大きめの羽扉が、鍵は何故か凍りつき壊れ、扉の真ん中には蹴り開けられたと思われる跡がついていた。

その扉の前に屈むとゆっくりと扉を開けた。


「この奥じゃ、行くぞ.....」


気乗りしない声音でマルドレイは階段を降りて行く、その後ろをついて行くユウキとカノンの耳には.......


「眼球をさわるなぁぁぁぁぁ!?」


可哀想な青年の声がよく響いていた。



城の残骸跡、そこに残された地下の扉を抜けた先は、鉄で出来た階段が地下深くへと続いていた。

かなり昔から作られていたようでギシギシと音がなる。


「へぇ、私達の住んでる下にこんな場所が.....」


階段を降り切ると、カノンが感慨深いように呟く。

国の地下全体に広がるほどの大空洞、床や壁、所々に設置された光源があたりを照らしている。

その下には円筒型のガラスが無数に配置され、不気味なほど明るい青色の液体が中には入っていた。


「これが?......」


「見て欲しいのはこれじゃないんじゃ......」


マルドレイが円筒のガラスに触れ、なにかのスイッチを押せば、中の液体から低い機械を稼働させたような音がした。


すると、徐々に何かの影が浮かび上がり......その円筒に浮かび上がったのは.....


「おいおい.....何だよ.....ッ!?」


「え?なんですか?」


咄嗟にカノンの目を覆ったユウキは恐怖を抱く。


中にあったのは、人間の目、脳、爪、皮膚、内臓など.......どれも人間の重要な器官だ。

しかもどれも、半分以上が溶けかけている。

溶けかけの器官からは泡が吹き出し、青色の液体に変換されていく。


「これが......」


「そう、これが違法薬物、魔水薬の生産場だ......」


あの時から、ずっと探し求めていた。

兄を殺した時から、ヒマリが壊れてしまった時から。

なんとか治す方法を見つけられないか、生産地はどこなんだと......けどようやく見つけた.......

これでようやく俺は、初恋の相手、ヒマリを冷凍保存から解凍して、元に戻す事ができる。

そんなユウキの心情も知らずマルドレイは言い続ける。


「そう、これがこの国の存在理由なんじゃ!」


上に住んでいる人間、本当は全てが魔水薬実験体であり、材料。

愛などとは最も遠く離れたこの国は、ただの人殺しの実験場。

その事実に気がついた時、魔水薬に材料を見たときに、やっぱり思うんだ。

この世界で一番醜く、最低で、塵にも劣るのは人間なんじゃないのかって..........


そんな事実に飲み込まれた末路が正義なんだと.....


今だけは正義の思いが、信念が痛いほど胸を痛感していた。


(やっぱり.....殺さなければ良かった.....)




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