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復讐するため今日も生きていく  作者: ゆづにゃん
第一章 生まれ変わって
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第4話 毒魔法

「私に毒魔法を教えて下さい」


と下げたくもない頭を下げる

毒魔法さえ覚えれば復讐あいてに毒をかけてずんずん能力を奪える。

そのためなら仕方ないと心のなかで何度も言い訳する、そうしないとマーリンに頭を下げているという事実だけで頭がおかしくなりそうだからだ。


「君、名前はなんて言うの?」


まるで興味がないような声音で聞いてくる、ここでまさか前世の名前を言えるわけもない。

だからしかたなく、ドルトンが、かってに付けた名前を言うことにした


「キリアと申します」


「そう、じゃあキリア君は、何属性の魔法を使えるのかな?」


そう言えば最近ステータスを見ていなかった、そんなことよりも魔法を覚えることに必死だった。


「すいません、ステータスを確認させて下さい」


とマーリンに言い


「ステータスオープン」


と言い放つと目の前に文字が浮かび上がる


=========================

ユウキ LV1 5歳


HP:5

MP:76

筋力:5

スタミナ:5

防御力:5

器用さ:5

魔法:火魔法LV5 水魔法LV4

風魔法LV4 土魔法LV3 闇魔法LV2

光魔法LV2

スキル:なし

固有魔法:無属性魔法(記憶)

固有スキル:復讐者LV1

称号:元王様 復讐する者 無を使う者

=========================


なんだ、この無属性魔法って

いつ覚えたんだ?

とりあえず内容を見てみるか。


無属性魔法(記憶):自分の体験したこと、

見た事を相手に記憶させられる。

相手の記憶を見ることができる。

無属性魔法にLVは、存在しない。


使える、この魔法を使えば復讐する時、俺が誰なのか分からせることができる。

まあそれは置いておくそれより、

何故かMPが多くなっていた魔法を使っていたからだろうか?


(うーん)


少し悩んだが分からないから放っておくことにする。


それにしてもどうするか、全基本属性使えます、と言う訳にもいかない流石に5歳で

基本的な下位階の攻撃魔法を全て使える奴なんて、いないだろう。

しかたない、適当に3つ程言えばいいか


「私が使えるのは、火属性、水属性土属性です」


「すごいですね、この歳で3つも魔法が使えるなんて」


と褒めてきただが、こんな奴に褒められても逆に挑発されているようで殺したくなる。

だがそんな思いを押し殺し精一杯の笑顔を作り


「ありがとうございます」


自分にむかって何やってんだと

心の中で叫ぶ


「では、今から毒魔法を教えます」


とマーリンは、笑顔で言った。


「そもそも、毒魔法と言うのは存在しません、でも作り出すことは可能です。毒魔法を使うには、水魔法×木魔法を使う事で毒魔法を発生させられます」


魔法を合わせることが可能なのか知らなかった。

1度目の人生でも聞いたことなかったぞ。

それより木魔法なんて知らないぞ。

聞いてみるか


「木魔法と言うのは、覚えることができるのですか?」


「いいえ、木魔法は、水魔法と土魔法を合わせる事で、できるわ、だから毒魔法を使うには、

水魔法×(土魔法×水魔法)=毒魔法こう言う形で毒魔法を作ることができるわ。

しかも一度作った魔法は今の手順を踏まず、作ることができるわ」


なんとなく分かった。

それにしても説明上手いな........クズのくせに。


「じゃあやってみようか、まず初めてだから右手に木魔法だけ作ってみようか」

と、にやにやしながら言ってくる

正直気持ち悪い、吐き気がする。

とりあえず右手に水魔法と土魔法を意識する、その二つを手の上で同じ量で

混ぜ合わせていく、

(難しい、すごく集中しないとすぐ魔力が乱れそうになる)


するとその途中で土魔法が少し乱れたその瞬間右手の上が爆発した。


(結構いたい)


右手がヒリヒリしている。

するとマーリンが右手に


「ヒール」


と回復魔法をかけてくれた。

するとマーリンが


「ごめーん、失敗すると爆発するって言うの忘れてた」


と笑いながら言ってきた。


(クソが、こいつ絶対分かってて言わなかったな)


「あと、もう2つ言ってなかった、魔法を合わせる事ができる人は、ほとんどいないのと、できるようになるまで7年くらいかかると言うことそれでもやる?やるんだったらとことん付き合ってあげるけど?」


俺はこんな奴と7年も顔を合わせるなんていやだ、けど復讐のためだしかたないと割り切った。そして少しだけいい奴なのかもしれないとも思った。

「お願いします」


その答えにマーリンは、笑顔で


「いいわよ」


と言った。


「だめだ」


そこで完全に空気になっていた勇者海斗が口を開いた。


「君は、パーティーの要なんだから7年間も抜けられては、困る」


そこでマーリンは海斗に耳元でささやいた


「今この子に魔法を教えておけば、この子が将来クエストで手に入れる報酬の5割が貰える手筈なのよ?だったらキリア君を強くして報酬の高いクエストをずんずんやらせればいいのよ、そうすれば私たちは、まったく動かずお金が手に入るでしょうが」


俺に聞こえないように言ったんだろうが丸聞こえだったそして俺は少し前にマーリンのことを少しでもいい奴だと思った俺を殴りたかった。

そして勇者が


「キリア君、しっかりマーリンに教えて貰うんだぞ」


と笑顔を向けて言ってきた。

次の更新は、明日の夜になると思います。

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