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復讐するため今日も生きていく  作者: ゆづにゃん
第二章 2人目の復讐者
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第8話大都

昨日は、投稿出来ず

すいませんでした。

「んー」


ベッドの上で体を伸ばし起き上がる。


(とてもいい朝だ)


いつもはドルトンがいるため起きるのがいやでいやで仕方なかったが、ドルトンを殺したからだろうか、とてもいい朝に感じていて、とても憂鬱だった食事でさえ楽しみに感じれるほどだった。



食堂に行くと女の人が料理を作ってくれていた。

俺は、黙って席につく、まるで何も知らないかのように、いつも通りに。

女の人は、料理ができたのかこちらに持ってきて俺の席前に置き、そしてドルトンの席にも追加の料理を一つ置いた。


(もったいないな)


そんなことを思いながらご飯を食べ始める。

今日の料理は、煮魚にお米と味噌汁という庶民的な料理だった。

ユウキが生前のころは、高級なものばかり食べさせられており、こういう食事を食べるのは初めてだった、というかこういう食事に憧れてさえいた。

ユウキはが黙々とご飯を食べ、味わっていると、めったに話さない女の人が話しかけてきた。


「あの、キリア様」


「なんでしょうか?」


「ドルトン様が何処に行ったか知りませんか?お部屋にもいらっしゃらないのです」


(どうしよう………なんて言い訳するか考えておくべきだった)


これは盲点だった、ドルトンが死んだというのに気づかないわけもない。


「えーと、確か朝早くに仕事に向かわれたと思います」


「どれ程でお戻りになられるでしょうか?」


「すいません、私も教えてもらっていなくて………」


「そうですか、教えてくださりありがとうございます」


そう言って女の人は優雅に一礼をして、食堂を出て行った。


俺はご飯を食べ終わり食器を台所に戻してから自分の部屋に戻っていた。


(これからどうするかな)


そんな事を考える、多分ドルトンが死んだのは、いずればれてしまうことだろう。


(仕方ない、ドルトンが死んだ事がばれる前に逃げるか)


でも、何処に逃げるか........そうだ、獣人の国に行こうか。

あそこならダンジョンがあるからLV上げにちょうどいいし。

それに、俺の殺したいやつもいる。

なら目的地は決まった。

あとは、旅の準備をしなくては、旅をするためには、まず金が必要だ。

金を手に入れるため、とりあえずドルトンの部屋をあさることにした。


「少しすくないかな?」


ドルトンの部屋から出てきたのは、金貨11枚 銀貨24枚 銅貨56枚だった。


「まあいいか、クエストをやりながらお金を稼ぐ予定だし、それにブルベアの森の魔物の素材が残っているからそれを冒険者ギルドで換金すればいい」


旅に行くのに必要な物を買うお金を手に入れたから、必要な物を買いに行く事にする。

大都に行くため家の外に出てみると、運よく家の前の道に馬車が止まっていた。

その馬車に乗り込み、運転席にいるおじさんに行き先を伝える。


「大都までたのむ」


「銅貨5枚だよ」


小さい袋から銅貨を取り出しおじさんにわたす。


「はいよ」


「毎度あり!」


おじさんは、金を受け取ると、にかっと笑った。


大都までは、10分程で着いた。

馬車のおじさんに「ありがとう」と、伝え大都の商店街に来る。

商店街はすごい量の人が居てとても混み合っていた。

連れがいたらすぐにはぐれてしまいそうなレベルだ。


とりあえずユウキは武器屋に行く事にした。元々ここは、自分の国だったので武器屋に、迷わず行く事ができる。

武器屋に入ると青年の男の子が


「いらっしゃいませー」


と声を出す。


「すいません、この店で1番高い剣を見せてもらってもいいですか?」


「はい、もちろんです」


青年は、笑顔で頷くと店の中に取りに行った。

5分程で手に剣を持って戻ってきた、

「これが一番高い剣です。とても重いので気をつけて下さい」


そう言って俺に持たせてくれる、細長い刀身をしていて、すらっとしているがとてつもなく重い黒い剣。ユウキは元は剣士だったため剣を見る目が少しはある。

この剣はユウキが見たところだが、なかなかな技ものだと思っている。

だが試してみなくてはわからない。

「すいません少し試し切りをさせてもらってもいいですか?」

「いいですよ、この武器屋の後ろにある試し切り場に案内しますね」


青年は、俺を連れていってくれた試し切り場には、大きい丸太が置いてあった。


「これを切ってもいいんですか?」


「はいどうぞ、スパッとやっちゃって下さい」


「分かりました」


俺は、黒剣を腰に構えて、丸太に狙いを定める、そして一歩前に出て黒剣を振り抜いた。

『剣技』スキルは使っていないが、スキルと見間違う程の威力の一閃がでた。

その結果、丸太は見事真っ二つになっていた。

正直なところ自分でもこれほどの威力が出ると思っていなかった。


(いい切れ味だ、これにするか)


「この剣を買いたいんですがお値段は……」


「金貨2枚となっています」


袋から金貨2枚を取り出し青年に渡す。


「お買い上げありがとうございます」


青年は、にこっと営業スマイルを浮かべた。


さてと、武器は手に入れたから次は、防具を見に行こうか。

武器屋から出て向かい側にあるのが防具屋だ。

防具屋に入るとゴテゴテとした全身鎧などが置いてある。


「すいません魔法使い用のローブは、売っていませんか?」


「すいませんローブは、扱ってないんですよ」


少し背の高いちょび髭の男の人が答えてくれた。


「分かりました、ありがとうございます」


そういってすぐに店を出た。


防具は、無理みたいだから次は、道具屋に行くことにする。

道具屋には、主にアイテムポーチと回復薬を目当てに買いに行く。


アイテムポーチは、小さいのに物がいっぱい入る、不思議なポーチで旅人や冒険者には、必需品だ。


道具屋は確か、少し先を行った、冒険者ギルドの隣にあったはずだ。

そうだ、道具屋に行くついでに冒険者登録をする事にしよう。


道具屋に着き店の中に入ると


「いらっしゃいませ、お探しの物は何でしょうか」


店主らしき人が 話しかけてくる。


「アイテムポーチと回復薬を20本程貰えますか」


「はい、分かりました。代金は、アイテムポーチ1つで金貨1枚、回復薬20本で銀貨5枚です」


袋から金を取り出しカウンターに置く。


「まいどありがとうございます」


カウンターに置いてあるアイテムポーチを首にかけて、回復薬をアイテムポーチに全て入れてから店を出た。





今回出てきたお金を日本円にすると

金貨1枚=一万円、銀貨1枚=千円

銅貨1枚=百円、となります。


次の投稿は、できれば明日投稿します。

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