表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/11

vs黒マント軍団

ルークの挑発にまんまと乗せられた黒マント軍団は、「潰しちまえ!!!」と怒号混じりに突っ込んでくる。


「ほーら、やっぱり単細胞でしょ?」


そういってルークはユウハの方を見る。

ユウハは黙って頷くと、魔法を唱え始める。

すると突然、黒マント達の足元に黒い霧のようなものが現れる。


「なっ!?」

見たこともない魔法に、黒マント達は動揺を隠しきれないでいた。


「あら?遅延魔法は初めてで?」

今までの散々な言われようにさすがのユウハも頭にきていたのか、皮肉っぽくそう口にした、


「くそっ!なんだよこれ!歩くのがやっとじゃねーかよ!」


遅延魔法ーー神速スキルの補助をするためにユウハが独自開発した、相手の素早さを一時的に著しく低下させる魔法だ。


うろたえる黒マント達を他所に、ルークはギリギリと弓を引きしぼる。そして右斜め方向に、地面から70度傾け、矢を放つ。


放たれた矢は、大きく弧を描きーー空中で分解される。計算され尽くした矢は、寸分も狂う事なく黒マント全員の頭上に落ちていく。


「ぐわぁぁああ!!」


自分の頭に垂直に突き刺さった矢を見て、黒マント達は混乱を隠しきれない。そのまま四方八方にバラけたと思うと、哀れな声を上げながらそのまま逃走していった。


「……あまりにもあっけなすぎない?」

ユウハがやれやれといった表情でルークを見る。


「…ま、まあ、その程度の奴らだったんだろ。けど、アランの方はそう簡単には行かない気がするけど」

ルークはそう言いながら弓を背中にかけ直す。


「なんでわかるの?」

「勘、かな」

ルークはヘヘッと笑い、そのまま「俺たちもアランの所へ向かおう」と言った。


ーールークの勘がよく当たることをユウハは知っている。ユウハは少し不安に感じながら、走り出したルークについて行った。

あっけな!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ