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ファンタジー小説における言葉づかい

「伊達ではない」という言葉を、ファンタジーで使っても、良いものでしょうか、どうでしょう?

 という話です。

「ライトノベル作法研究所」という サイトがある。

 ライトノベルを書くためのHOWTOがたくさん載っていて、大変参考になるのだが、トップページのメニューから以下のようにクリックしてみて欲しい。


>「第一研究室」の「タブーこれをやってはいけない!」→「世界観に合わない描写をしてはならない」


 そこには、こんな風な言葉が書かれている。

 中世風ファンタジーで「ミサイルの直撃でも受けたかのような」とか「ジェット戦闘機のごとく」とかいう、世界観ぶち壊しの表現はするな……と。

 そりゃ、そうだよな、と思った。


 かなり前……たぶん十年以上前に、当時の友人がこんなことを言っていた(また聞きの、また聞きだから本当のところは定かではない)

 あるファンタジー作家が、中世ヨーロッパ風ファンタジー小説で、どうしても「○○は伊達ではない」というセリフを主人公に言わせたかったんだけど、どうしても出来なかった(つまり、あえて自重した)らしいよ、と。

 ははあ、なるほどなあ、と思った記憶がある。


 たしかに、例えば、主人公が超美形の貴公子で、かつ敵の裏をかきまくる天才軍師とかの設定だったら、その貴公子兼天才軍師に「○○は伊達ではないよ」とか決め台詞を言わせてみたいという気持ちは、すごく良く分かる。かっこいいからね。

 でも、さすがに中世ヨーロッパ風ファンタジーに伊達政宗さんの故事を出しちゃいかんだろう……と、思って自重した気持ちも良く分かる。


 ただ、調べてみると「伊達ではない」というのは、実は当て字で、本当は「男を立てる」の「立て」だったというから「(だて)ではない」って書けばギリギリ、セーフだったかもなぁ、なんて思ったりして。

 この辺の言葉づかいで雰囲気が壊れる、壊れないは、微妙だよね。

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