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日常2

登場人物紹介に挿絵を追加、下手くそですが良かったら見て下さい。



みことの身体から膨大な魔力が溢れる。


玉藻「ほう!やる気ですか?このペッタン娘!」


天照「丁度今日は燃えないゴミの日でしたね……あなた達も捨てて来てあげますよ。萌えない者ってことで!」


玉藻「上手いこと言ったつもりですか!そもそもこの中で私が一番萌えを体現しているでしょうがっ!!」


ブワッ!!と玉藻からも魔力が溢れ出すとそれに呼応するように天照も魔力を纏い、戦闘態勢になる。


みこと「今日こそ決着つけようか?」


玉藻「上等ですよ!二人まとめてボロ雑巾にしてやります!」


天照「終さんを起こす栄誉は私のものです!」


まさに一触即発の空気の中に……。


桜「わ!……どうしたんですか?」


部屋にひょっこりと桜が現れた、状況はだいたい把握したようだが一応理由は聞いてみる桜だった。


みこと「邪魔しないで桜ちゃん!これは女の意地を賭けた戦いなの!」


玉藻「随分薄っぺらい意地ですね、向こうが透けて見えそうですよ!」


天照「やるなら早くかかって来なさい、終さんが起きてしまうでしょう。」


桜「う、う~ん。理由はわかりませんが朝から喧嘩なんてやめません?」


桜はそう提案してみるものの…。


みこと・玉藻・天照「「「却下!!」」」


こんな時にばかり息がぴったりに否定の言葉を言い放つ。


桜「そうですか……なら、実力で止めさせて貰います。」


そう言って桜はぐっ!と両手を握りしめる。


みこと・玉藻・天照「「「うぇっ!?」」」


桜は一番近くにいたみことに素早く近づく。


みこと「え!?まっ…待って桜ちゃん!?私は悪くな…ゲフゥ!?」


ドゴォォッ!!という鈍い音とともにがみことの腹部に凄まじい衝撃が伝わり、みことの意識を刈り取った。


玉藻「待った!?降参です!!だからその振り上げた拳を収め…おうふっ!?」


玉藻の言葉を聞かずに容赦無く振り上げた拳を腹部に打ち込む。ドゴンッ!という打撃音が部屋に響き、玉藻がその場に崩れ落ちる。


桜「………。」


天照「ひぃっ!?」


とっさに腹部を両手でガードする天照だが、桜にはそんな小細工が通用する筈が無く…。


桜「甘いです。」


メキャァァァァ!!


腹パンでは無く顔面に桜の拳がぶち込まれ、天照は意識を失った。




………


……



桜「……という事がありまして。すみません。」


終「なるほど…この惨状はそれでか。」


桜が申し訳なさそうにしょげながら謝る。俺は床に転がっている、三人を見て一言。


終「まぁいいんじゃない?」


桜「いいんだ!?」


終「そんなことよりも朝飯にしよう、コイツ等にかまってたら学校に遅れちまう。」


桜「……そうですね。」


桜とともに二階から一階の居間に移動する。


すると台所では一人の美少女が朝食の準備をしてくれていた。


日本の朝飯に相応し炊きたてのご飯に味噌汁に焼魚にだし巻き卵といった定番メニュー、お味の方は保証済み。


終「おはよう、フィア。」


フィア「あ、おはよう終。」


浅から眩しい程に笑顔を振り撒いてくれるフィア。


料理も上手いし優しいくて可愛い、本当どっかの三馬鹿娘に見習わせたい程の良い娘だ。


などと思っていたら…。


奏「おはようございます、兄さん。」


終「ふぉっ!?おはよう奏。俺に気付かれず背後を取るとはやるようになったな。」


奏「なに馬鹿な事言ってるんですか、兄さんが怠けてきたたげです。」


うっ……。確かにそうかも。


奏「お義姉ちゃんもおはよう。」


桜「おはよう、奏ちゃん。」


この二人は実の姉妹のように仲が良い、まぁ桜と結婚したら姉妹になるんだし。


みこと・玉藻・天照「「「お、おはようございます……。」」」


朝食の準備が整う頃、ようやく三人は下りて来た。いまだに桜にもらったダメージは残っているようだ、恐ろしいな桜は。


家族全員揃ったところで朝食をいただく。


終「いただきます。」


5人「「「「「いただきます。」」」」」


飯を食い始めるとさっきまでのダメージが無かったかのような食べっぷりを見せるみこと・玉藻・天照の三人。


一体どうなってんだコイツ等は?



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