ぷろろ~ぐ
・・・・・ここはどこだ?
???「・・・うぅ・・・・グスッ・・・・。」
・・・・誰か泣いているのか?
???「・・・・殺してやる・・・・殺してやる!殺してやるっ!!」
ーーあぁ・・そうか・・・・これは・・・。
???「絶対に・・殺してやるっ!!!!」
ーーー昔の・・俺だ・・・。
・・・
・・
・
???「・・しゅ・・ん・・・しゅう・くん。終くん!朝だよ、早く起きて。」
終「・・・んぁ?・・・桜?」
桜「うん。おはようございます。終くん。」
さっきのは・・夢か。久しぶりに嫌なものをみたな・・。
桜「終くん?どうしたの?顔色悪いよ?」
桜は心配そうに俺の顔を覗き込む。
終「・・・大丈夫、ちょっと嫌な夢を見てな・・・。」
桜「・・終くん。」
そっと、桜の手が俺の手を包む。
その手の暖かさが、俺の心の不安を和らげる。
終「・・ありがとう、ところで・・・。」
俺は桜の後ろに転がる三人の人影を見つめる。さっきからちらちら視界に入っていたのだがあまりツッコミたくはなかったのでむししていたのだが・・・。
???1「ぐふぅ・・。」
???2「おうふ・・。」
???3「げふぅ・・。」
倒れているのは三人の女の子、三人とも超が二つくらいつく美少女なのだが、いかんせん口から涎を吐き腹を押さえて悶絶しているので美少女っぷりが台無しである。
終「・・・またいつものか?」
桜「はい・・・・誰が終くんを起こすかで揉めていたので・・・・すみません。」
しゅんっ・・と桜が申し訳なさそうにする。
時間は終が起きる5分前にさかのぼる・・・。