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俺のワガママボディがクラスの三大美少女を溜まり場に引き込んだ件について ~天使たちの溜まり場チャンネル配信開始!~  作者: 影木とふ「ベスつよ」②巻発売中!
2 天使たちの溜まり場チームの夏休み

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DAY 54 お風呂回からの海鮮フルコースだった日





「この映像……世に放っていいものなんだろうか……」



 天使たちの溜まり場チャンネル夏休み編。


 西崎華さんのお店、『料亭西崎』の保養施設を利用させてもらい、さっそく砂浜でスイカ割り動画を撮ったのだが……



 トップバッターの藤浪桃世さんが放った斬撃が見事スイカに命中、そして粉砕、という状況に。


「なんか返り血を浴びて狂喜の表情を浮かべる悪魔、みてぇだ」


「うーん、夏というよりは世紀末、でしょうか……」


 伊江里クロワさんこと1号さんは、普通にスイカに命中させスイカがちょっと割れ、西崎華さんこと3号さんは、スイカから数メートル離れた場所を斬、とそこそこの撮れ高だった。


 スイカをいただきつつ、撮れた映像を二人にも確認してもらったが、飛び散ったスイカ100%ジュースが藤浪桃世さんにかかり、赤い血を滴らせながら微笑む木刀悪魔、みたいな感じになっている。


「フハハハ、どうだ幹部よ! 最高に夏っぽい映像が撮れただろう! スイカあまーい!」


 当の藤浪桃世さんは大満足でスイカを食べているが……。


 なんというか、せっかく水着なので、規制に引っかからないレベルのちょっとエロい感じも混ぜつつ、平和な映像をと思ったのだが、まさかの『現代に抜刀斎が現れた』という映像が出来上がった。



 その後、100円ショップで買った子供用バドミントンを使ったゲームをやったが、当然のように藤浪桃世さんが圧勝だった。


 無理、あの人に真正面からスポーツ系の競技を挑んで勝てるわけがない。


 勝てたらスタンプを押してもらえるはずだったが、ボロ負けでゼロスタンプでフィニッシュ。





「覗くなよ男子ー! 空中に浮いて覗くなら面白いからありだけどー、あははは!」


「見たかったら言えばいい」


「以前ご一緒に入っていますけど、今回はどうします? ふふ」


 夕飯前にお風呂に入ろう、となり、男女別のお風呂場へ。


「ええ? 一緒に入ったことがあるの? マジ? それやっばいじゃん」


 最後、西崎華さんが余計なことを言い、姉である楓さんが反応。


 あの、誤解のないように言いますと、俺がお風呂に入っていたら皆さんが入ってきて、タオルを顔に巻いて身体を洗ってもらったことがあるだけです。


 だけです……ってか、確かにこれって結構ヤッバい体験ですよね。


 もちろん女性陣の裸は絶対に見ていません。


 そこだけはしっかりとお伝えしたい。


 ……女性陣のほうは、バッチリ俺の裸を見ただろうけども。




「ふぅ、広いし良いお湯だー」


「ボッス!」


 男湯は俺とボスのみ。


 ペットも入れる小さな湯船があり、そっちに愛犬のボスを入れている。


 ボスはお風呂大好きだし、広いところで嬉しいだろう。


 大きめの銭湯ぐらいの湯船独り占め。


 海で遊び疲れて入る広いお風呂、もう最高である。


「うっわー、楓さんでっかーい! やわらかーい!」


「あ、こら桃世ちゃん、あなたのも触ってやるー」


「チッ……姉妹で巨乳かよ。えげつねぇ」


「ふふ、私と楓姉さんで迫れば、あの堅物美山君でもちょろーん、でしょうか? あとで試してみましょう、ふふふふ」



 …………女湯の声が全部聞こえるが、俺は冷静に無心でボスの身体を洗い、タオルで拭き、ドライヤーをかけ、楓さんの大きなお胸様を妄想しつつお風呂場を出た。





「あー、ミャーマが女湯に突撃してこないで寛いでるー! ありえなーい!」


 お風呂場の前、自販機が置いてあるロビーのソファーでぐったりしていたら、藤浪桃世さんが女湯からダッシュで出てきて、俺に向かってシャドーボクシングをしてくる。


「そ、そんなことしないっすよ……! 俺はチームメンバーを守る立場ですし」


「良い子ちゃんじゃあるまいし、守ってばっかいねぇでたまには攻めてみろよ。欲とかねぇのか?」


 あの、伊江里クロワさん、良い子ちゃんとか関係なくて、女湯に入ったら犯罪っす……。


 欲は、あります。


「やはりこちらから攻めないと進展は無さそうですね……ってお風呂上りボスちゃん良い香りー!」


「……! ボッス!」


 西崎華さんも出てきて、お風呂上りでフワッフワな愛犬ボスを見つけて大興奮。


 抱きつこうとしてくるが、危険を察したボスが伊江里クロワさんにダイブ。


「うわっ、ボスめっさフワフワじゃねぇか」


 つか女性陣、みんな施設に置いてあった浴衣みたいのを着ていてエロいなぁ……。


「じゃあみんな、お風呂上りはお待ちかねの豪華海鮮フルコースだぞー! ウニとトロを食え!」


 最後に出てきた楓さんが食堂を指して笑うが、そう、なんと夕飯は施設側で豪華な地元海鮮フルコースを用意してくれたらしい。


 これはたまらん……!


 俺は肉の次に好きなのがウニなんですよ! 





「すっご……マジでフルコース……」


 食堂に入り、次々と運ばれてくる料理に全員が唖然となる。


「華、その、これは大丈夫なのか?」


「もちろんですよクロワ。私はこのチームが大好きですから、これぐらいのおもてなし、当然のことです。美山君はウニが好きなんですよね、北海道産の良いのをご用意しましたよ、ふふ」


 さすがの伊江里クロワさんも不安そうに聞くが、西崎華さんが笑顔で俺にウニを勧めてきた。


「うぉおおおお! ウニ! エゾバフンウニにキタムラサキウニ……! しかも身がでかい! ありがとう華! 俺は一生君に感謝を捧げるよ! うまーい!!」


 西崎華さんが俺の好みを聞き、わざわざ北海道から良いウニをお取り寄せしたらしい。


 おいおいおい、これだけで万いくんじゃないか……? 


 口に入れた瞬間とろける……う、う、美味い……! たまらん!


「あら、僕の一生を君に捧げるとか、ここで告白されなくても……あとで夜の砂浜でたっぷりと楽しみましょうね、ふふ」


 西崎華さん……? 俺はウニが美味い、ありがとう! と言ったのだが……?


「トロもあるぞミャーマー! いや、これ、さては大トロだなー! んんんん……! とろけるーー!」


 藤浪桃世さんはマグロが好きらしく、大トロを笑顔で頬張っている。


「大騒ぎねー、これだけ喜んでくれるなら、用意したこっちも嬉しいわー。お姉さんお酒いっちゃおうかなー! 誰か飲むー?」


 楓さんが、大騒ぎで海鮮を食べる俺たちを見て笑顔。


 テンション上がったのか、日本酒の瓶を空高く掲げ始めたが、その、俺たち未成年っす。



 海でお美しい女性陣とバーベキュー食べて、砂浜で思う存分遊んで、広いお風呂入って、夕飯は豪華海鮮フルコースとか、俺の高校一年生の夏休みが最高すぎる。



「そうだ、波多野悠一に自慢しとこう」


「波多野君ー? ああ、ミャーマの親友かー。よし、ももよーん様が殺風景なバックを盛り上げてやろうじゃないか!」


 俺は携帯端末を取り出し、自撮りで海鮮を頬張る写真を撮り送ろうとしたら、藤浪桃世さんが俺の背後に走ってきた。


「え、これじゃツーショット……いや、そういう自慢じゃ……」


「やめろ桃世、それじゃお前が彼女に見える」


「ふふ、じゃあ3人で写れば誤解はなさそうですね」


 あの、豪華な海鮮の自慢をしようとしただけで、彼女自慢ではないっす、と思ったが、伊江里クロワさんに西崎華さんも俺の背後に回ってきた。


「わっちょ……!」


「ほら、思う存分自慢しろミャーマー!」


「サービスは一回だけだぞ。早く撮れ」


「そぉれ、はい私たち天使たちの溜まり場チームでーす、ふふ」


 背後から3人が抱きついてくるが、こ、この状態を撮るのか……?


 



 その後のどうでもいい後日談──


 海鮮を頬張る俺に美少女3人が抱きついてきている、という写真を波多野悠一に送ったら、すぐに返信がきた。



「お前とは夏休み期間絶交な。ちなみにエロい写真送ってくれたら1日短縮してやるぞ」



 …………いえ、短縮しなくて大丈夫です。






































++++++++++++++



【以下定型文】



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         影木とふ





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