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俺のワガママボディがクラスの三大美少女を溜まり場に引き込んだ件について ~天使たちの溜まり場チャンネル配信開始!~  作者: 影木とふ「ベスつよ」②巻発売中!
2 天使たちの溜まり場チームの夏休み

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DAY 40 百円ショップでお買い物とシェアで間接記念日





「では皆の衆、好きなものを好きなだけ買うがいいー! フハハハ」



 買い物で来た家の近くの大型商業施設。


 三階にある大きな売り場、その前で集合し、藤浪桃世さんが号令をかける。



「最近の百円ショップってすごいですよね。サバイバルグッズとかも売っているんですよ?」


 西崎華さんが、キャンプコーナーにあるステンレス製のコップを片手に微笑む。


 サバイバル……? まぁ間違ってはいない……か?


 正確にはアウトドア用品ね。


 たまに百円ショップで売っている商品だけでキャンプをやる、みたいな動画もあるが、あれ、面白いよなぁ。


「すげぇ、アクリルキーホルダーカバーなんて売ってるのか。これ買う。お前にもらったアザ丸君のやつ、汚したくないし」


 伊江里クロワさんが、いわゆる『推し活グッズ』コーナーで捕まっている。


 以前みんなで行った市民プール。


 そこの売店で、市民プールのオリジナルキャラ『アザ丸君』のアクリルキーホルダーをみんなに買ってあげた。


 全員が携帯端末に着けていたが、確かにこういう保護カバーがあれば長持ちしそうだな。


 俺も買おう。



 みんなで訪れたのは、学生の味方、百円ショップ。


 簡単な物はここで揃えようかと。



「アザラシの浮き輪、買いません? 絶対に海で大活躍だと思うんです」


 西崎華さんが『海辺で大活躍!』コーナーに俺を引っ張っていく。


 動物型の浮き輪っぽいものとか、潮干狩りグッズとか売っている。どれも百円には見えないなぁ。


「結構作りが良いし、可愛いし、買いましょう」


 そういえば西崎華さんの希望に『海』があったしな、多分行くんだろう。


 透明で中に鈴が入っているのが西崎さんのお気に入りらしく、それをカゴへ。


「弟子よ……お主、これはいける口か?」


 同じコーナーを見ていた藤浪桃世さんが、怖い顔でラケットを俺に見せてくる。


 これは……バドミントンラケット? しかし小さめの作りで子供用って感じか。


「た、多分……」


「そうか、ではこれもINだ! フハハ、これで私に勝てたらスタンプをたくさん押してやろうじゃないか……精進しておくがいい!」

 

 子供でも楽しめる作りになっているし、俺でも出来そうかな。


 俺が頷くと、藤浪桃世さんが爆笑しながら俺の肩をバンバン叩いてくる。


 ほう、スタンプって一個じゃなくて、何個かまとめて押すのもありなんだ。


 そういや伊江里クロワさんが『スタンプを押したいなと思ったら押す』とか言っていたし、結構曖昧な感じなのか。


 まぁいい、俺の夏休みの目標は『三人のスタンプ台帳を各30個押してもらう』に変わりはない。




 清算後、お昼になったので巨大なフードコートへ。


「我ら仲良しチーム! 四人いれば何でも出来る! フードコートで発動可能な必殺技『それぞれ別の物頼んで四人でシェアしよう夏!』さぁ行くぞ……欲望を吐き出すのだ!」


 フードコートのお店一覧の看板の前で全員悩んでいたら、藤浪さんが「ハンバーガー! お蕎麦! うどん! お好み焼き……! うううむ……」と数個のお店を指し、熟考モードに。


 そして目をバチーンと見開き、全員を抱きしめてシェアしよう! と言ってきた。


「シ、シェアですか? いや、俺男だし、みなさん嫌でしょう……」


「問題ない。四人いるのに、それを生かさず何がフードコートか。これぞ最適解だろ」


 女性三人、男一人、この状況でシェアはどうなんだろうと思ったが、伊江里クロワさんがニヤァと笑う。


「やはりいいですねぇ、チームは。楽しいうえに、お食事も四種類楽しめるとか、最高すぎます。ふふ、何にしようかなぁ」


 西崎華さんも問題ないらしく、メニュー選びに移行。


 あれ、いいんですか、俺が混じってのシェアで。


 まぁ食べる前にキッチリ分ければ問題ないか。




「揃ったか皆の衆! さぁ今宵は好きなものを好きなだけ食うがいい! フハハハハ!」


 全員のお昼ご飯が出来上がり、テーブルに並べる。


 俺が選んだのは『お好み焼き』。


 これは切り分けやすいし、シェアするのに向いているだろう。


 ──だが女性陣が選んだのは……


「私は『冷やしキツネ蕎麦』、やはり夏はこれ一択だろう! フハハハハ、美味そうすぎてよだれがとまらーん!」


 藤浪桃世さんが選んだのは、冷やしキツネ蕎麦。


 まぁ藤浪さんはお蕎麦好きだしな。


「私は熱々坦々麺だ。クーラーで身体が冷えてな、ちょっとガツンとした物が欲しかったんだ」


 伊江里クロワさんが選んだのは、湯気立ちのぼる、熱々坦々麺。


 たしかにクーラーで身体が冷えてしまう人もいるよな。しかし夏に熱々坦々麺かぁ……。美味そうだけども。


「ふふ、せっかくなので、追加でチーズを足してもらっちゃいました。じゃあシェアしましょうか。はい、美山君、あーん」


 俺以外全員麺類か、と思っていたら、西崎華さんがフォークでくるっとパスタを巻き、俺の口元に笑顔で持ってくる。


 え、あれ、シェアってそういうんじゃないような……


「う、美味いっす! チーズがすごい……!」


 どうしたらいいのか分からず、とりあえず食べさせてもらうが、これは美味い!


 麺がモチモチでチーズが濃厚! 


「ふふ、北海道産のチーズを使った期間限定メニューらしいんです。やはり限定はいいですよね、今しか食べられないという誘惑……ああ、勝てません! しかもこれを四人でシェアを出来るとか最高です……ああ、これ本当に美味しい!」


 俺が食べたフォークをそのまま西崎さんが使い、チーズたっぷりのパスタを頬張る。


 ちょ、そういうの間接なんたらっていうんじゃ……


「てめぇ……そういうのシェアって言わねぇんだよ。それを狙ってやがったな……」


 伊江里クロワさんがブルブルと肩を震わせているが、ね、これはシェアって言わないですよね!


「クロワはルール細かすぎー、仲良しチームなんだから、これぐらい当たり前でしょー! おらぁシェアだ、食えミャーマ、キツネー!」


 藤浪さんがキツネ蕎麦に乗っているお揚げを半分に切り分け、俺の口に箸で突っ込んでくる。


 ふごぅ……! ん、美味い……すんごいダシが染みてるー!


「ちっ……フリーダム過ぎだろ、このチーム。おら、シェアなんだろ、食えよ」


 伊江里クロワさんが二人の動きに唖然とし、俺の前に自分の食べていた坦々麺を置いてくる。


「あ、箸……」


「シェアっつってんだろ、そのまま使え」


 新しい箸を取りに行こうとしたら、伊江里さんが顎で自分が使っていた割りばしを指してくる。


「あ、はい……いいのかな……うん、確かにクーラーが効いている店内で熱々坦々麺もいいですね、うまい」


 恐る恐る伊江里クロワさんが使っていたお箸で坦々麺を一口、うん、辛い……けど美味い!


「そうか、美味いか。じゃあ私も……」


 俺が一口食べると、伊江里さんも俺が使った箸を使い、そのまま食べ続ける。



 あ、あの……いいんでしょうか、これ。


 チームだし、これぐらい当たり前……みんな美味しそうに食べているし、俺が気にしすぎなんだろう。




「ふふ、おめでとうございます、スタンプ一個です。おかげで素晴らしい夏の思い出の一つ、間接記念日になりました」


 食後、フードコートを出ると、ニッコニコ笑顔の西崎華さんがスタンプを押してくれた。


 間接記念日……あ、ほら、やっぱりみんなも気にしていたんじゃないすか……!


「いやぁークロワさんやー、まんまとミャーマの間接キッス作戦にはまってしまいましたなー。さすが我が弟子、抜け目がない!」


「……まぁそういうお年頃なんだろ。普通に言やぁいいのによ、まどろっこしい」


 藤浪さんと伊江里さんが頷きあっているが、あれれ、俺が企てた作戦みたいになっているぞ。


 いやいや、シェアとか言い出したの、藤浪さんっすよね!



「30個までがんばりましょうね、美山君。その時は……もっとすごい記念日になると思いますよ……ふふ」


 西崎華さんが色っぽく、俺の耳元で呟く。



 うわビックリした……え、30個貯めたご褒美は……もっとすごい記念日……そ、それは……ゴクリ……


 が、頑張ろう、俺はこの夏、スタンプを集めることに命を賭けるぞ!



































++++++++++++++



【以下定型文】



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         影木とふ




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