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コント『カキフライ失踪事件』

作者: ルド

こういうタイプは初めて書きました。

事件概要『カキフライ失踪事件』


2人「どうもでーす」


ボケ「本日のネタは推理モノです! ボクが考えました!」


ツッ「実は私も全然内容を知らないんでアドリブになります。みなさんも一緒に聞きながら推理してみましょう!」


ボケ「実は昨日、家のカキフライが姿を消したんですよ!」


ツッ「推理ネタがまさかのカキフライ!? 姿がってフライのアレがか?」


ボケ「母が大好物で自分用に分けていたんですが、次の日に避けてた筈の皿が空っぽ! 忽然と行方をくらませたんです!」


ツッ「普通に誰かが食べたんじゃないのか? 父親とか?」


ボケ「容疑者は4名。ボクと父と姉。そして君です!」


ツッ「俺も容疑者なのか!? カキフライどころか相方の家すら知らないのに!?」


ボケ「え、ボクは知ってますけど?」


ツッ「そりゃ自分ちだもんな!?」


ボケ「カキフライが消えたであろう時間帯と全員のアリバイを調べると、容疑者はさらに絞れると思ったんです」


ツッ「続くんだカキフライ事件」


ボケ「調べた結果、父親は根っからのカキ嫌いでした。姉は失踪した時間帯はそもそも家に居らずカキフライ事件を話してもチンプンカンプンでした!」


ツッ「だったらもっと調べてから容疑者にしろよ探偵さんよ!」


ボケ「残った容疑者……君かボクです」


ツッ「アリバイ以前にそもそも家すら知らないんだってば!」


ボケ「最後の痕跡は残された空っぽの皿。……誰かの指紋が残されてます! 見てください! この皿を!」


ツッ「唐突に皿を出した!」


ボケ「調べてみたら父や姉の指紋ではありませんでした! これは第3者の指紋です!」


ツッ「それ以前にどうやって調べたんだよ! お前の家は科捜研か!?」


ボケ「容疑者の中でまだ調べないのは君だけです。なので指紋の鑑定をさせてください」


ツッ「絶対イヤだ!」


ボケ「じゃ、犯人は君と言うことに……」


ツッ「そうはいくか! そんなしょーもない理由で捕まってたまるか!」


ボケ「しかし、そうなるとこの指紋は誰の……ん?」


ツッ「あぁ? どうした?」


ボケ「いや、この指紋の大きさは……(ゴソゴソ)」


ツッ「って何にそのスマホみたいな機械は……?」


ボケ「いえ、ただの指紋読み取り機器です。ちょっと確かめたいこ(ピピッ)……と……が……」


ツッ「ただの指紋読み取り機がある時点でおかしいよな? で、さっきからどうしたんだ?」


ボケ「い、いえ? 何でもありませんよ?(ササッ)」


ツッ「あぁ? 何で読み取り機を隠すんだ? ……ちょっと貸して見せろ」


ボケ「あ、あー!? ダメですよー!?」


ツッ「えーと、何て出たんだ?」


ピピッ――【この指紋は母親のものです】


ツッ「……うーん?」


ボケ「あ、あくまで推測ですが、寝ぼけた母が無意識にカキフライが欲しくなったのかと」


ツッ「うーん?」


ボケ「母は寝起きが悪くて起きてもぼんやりとしてまして。たぶんその所為で自分が食べたことを覚えておらず、盗まれたと勘違いしたのかと……」


ツッ「なるほどなるほど、つまり今回のオチは……」




ツッ「母かー!?」


ボケ「以上、カキフライ失踪事件でしたー!」


ツッ「オチが酷いわ! もういいわ!」


2人「どうもありがとうございましたー!」


指紋採取の機械とか普通ないですよねー(汗)。

無理があると思いましたが、こんな感じになってしまいしました。

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