表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆるふわふぁんたじあ  作者: 天空桜
反撃の狼煙&死滅の森攻略編
532/594

518話

「ふんっ。」


「…うぉっ!」


『憤怒』は笑ったまま素早くアレックスとの距離を詰め、その勢いのまま豪快に斬り掛かる。

アレックスは『憤怒』の速度が上がった事に驚きつつ、しっかりとフランベルジュ(炎の大剣)で光景を受け止めた。


「はっ!…はぁっ!!」


ブォン


「マジか!レナードの奴、○脚(らん○ゃく)みてぇな技が出せんのかよ!」


そして『憤怒』は空中へ跳んでからその場に留まり、右足を大きく振りかぶった蹴りを行った。

すると『憤怒』の前に幅2メートル程の飛ぶ斬撃の様なものが現れ、真っ直ぐアレックスの元へ向かって来る。


これにアレックスは更に驚いた様子となり、昔ステラがアニメや漫画で見せてくれた様な、ヒョウやキリンの人達が繰り出した技の名前を叫びつつも、しっかりと飛んで来た斬撃を弾いた。


「はーーーはっはっはっはっはぁっ!!」


「負けてたまるかぁ!!」

「なんの!」

「よっ。よっ。」


『憤怒』は単にアレックスが驚いたと言う事で気分が良くなったらしく、上機嫌な様子で嵐○もどきを行い続け、アレックス、ユリウス、ナルの3人に無数の飛ぶ斬撃を飛ばす。


それをアレックスはフランベルジュで、ユリウスは村正(闇の刀)で、そしてナルは今回凛から用意して貰った炎属性の小手…阿修羅に魔力を纏わせ、ひたすら『憤怒』の攻撃を捌き続ける。


そして1分程行われた攻防の結果、アレックス達は傷を負う事はなかった。

しかし、戦闘の余波で近くにあった木は斬り刻まれてボロボロに、地面も無数に斬痕が残ってズタズタとなっていた。




「ほう、やるではないか。」


「この程度で褒められても全然嬉しくねぇっての!炎狼斬(えんろうざん)!」


黒炎龍牙(こくえんりゅうが)ぁ!」


「爆炎波っ!」


『憤怒』はにやりと笑ったままそう言い放つと、アレックスは叫びながら炎で出来た狼を、ユリウスは闇に炎を混ぜた(首から上の)ドラゴンを、ナルはハンドボール位の大きさの炎の球を、それぞれ武器を前に構えたり払う形で技を放つ。

それらは真っ直ぐ『憤怒』に向かって行くのだが、『憤怒』は腕を組むだけで避ける素振りを見せず、その場に留まり続けるだけだった。


そしてアレックス達が放った技が全て『憤怒』に着弾し、空中で大爆発が起きる。


「…中々良い攻撃だが、今の私に傷を付ける程ではないな。」


「何てこった。まさか無傷だとは思わなかったぜ…。」


しかし、『憤怒』は当たる直前に魔力障壁を展開しており、アレックス達の攻撃を無傷で防いでいた。

『憤怒』は障壁を解き、腕を組んだまま話すと、アレックスは不愉快そうに眉をひそめながら呟く。




「今度はこちらから行くぞ。」


「上等、こっちはまだまだギアは上げられるんだよ!2人共、しっかりと付いて来い。」


「ああ。」


「速度なら負けないもんね!」


『憤怒』が腕組みを解いて移動を始め、アレックスはそう言って跳躍し、『憤怒』の元へ向かう。

それから少し遅れる形でユリウスとナルもその場から跳び、そのまま空中戦へと移った。


4人は森の上や森の中を飛んだり跳ねたりしながら斬り結んだり、魔法や技を繰り出す様になる。

そしていずれかが木や地面に着弾しては、その度に爆発を起こしていく。


「きゃっ!…もう、元気過ぎるのも考えものね。」


「全くですわ。」


そんな中、パトリシアの近くに着弾した事で激しい突風が起き、パトリシアは左手でスカートを押さえ、恥ずかしがる素振りを見せる。

アイシャはパトリシアを見た後、隙を見付け次第射ようと、『憤怒』がいる方向に視線を戻しながらそう呟くのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ