表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゆるふわふぁんたじあ  作者: 天空桜
更なる世界の発展&意外な者達との再会編
487/594

474話

「ウンディーネ様、お久しぶりです。」


「凛様、お久しぶりでございます。本日はようこそおいで下さいました。」


「こちらこそ、お招き頂きありがとうございます。スラ子はメッセンジャーだったって訳ですね。」


「はい♪少しでも楽しめればと思い、ご用意させて頂きました。」


凛を先頭に一行はウンディーネの元へ向かい、2人だけで軽く話をし始めた。




「ウンディーネ様ー!あたし、ウンディーネ様から言われた通りにしたのよ?なのに散々な目にあったんだけどー!!」


「あらあら。それは災難だったわねぇ。」


「…それだけ?あの、ウンディーネ様。あたしを元の姿に戻してくれたりとかは…?」


「うふふ♪雫ちゃんや火燐ちゃん、それに凛様も貴方の事をスラ子と呼んで下さったわよね。つまり、皆さんは今の姿の貴方を気に入ってると言う事。だから、しばらくそのままにしておこうと思うの。」


「え?冗談ですよね?」


「あらあら。」


「いや、ウンディーネ様、あらあらじゃなくて…。」


「うふふ♪」


「あ、これダメなやつだ…。」


そこへスラ子が会話に参加する様になるも、(さりげなく親指を立てた(サムズアップした)雫をウンディーネが見て)元の姿に戻して貰う所か、反対にスライムのままで固定される事が決まってしまう。


「スライム…。水神龍のあたしがスライム…。」


「僕がスラ子と言ってしまったばかりに…ごめんね。」


スラ子はでろーんと形を広げながらぶつぶつと呟き、凛は自分が発言した為にスライムのまま固定されたと責任を感じたのか、スラ子を優しく撫でる等して宥めていた。


割とどうでも良いかも知れないが、スラ子はスライムになる前は水神龍リヴァイアサンだったりする。




1分後


スラ子は未だにスライム…スライム…と呟いており、回復する兆しが全く見えないでいた。


「なー、凛ー。いい加減スラ子の事は()っといてよー、早くマリ○ーで遊ぼーぜー?」


そこへ、待つのに焦れた火燐が凛の元へ向かい、後ろから抱き付いて来た。

そして見下ろす様にしながら凛を見下ろし、遊びたい盛りの子供の様にして凛に話し掛ける。


「…なるべく見ない様にはしてたんだけどさ。どうして異世界にミニスー○ー○ァミコンがあって、しかもマ○オカー○のオープニング画面になってるのかな?」


「んなもん、凛とゲームで勝負する為に決まってんだろ。」


「やっぱりか。ご丁寧にコントローラーが4つ繋がってる状態だしね…。」


「おうよ!オレ達の特訓の成果を、凛に見せる時が来たぜ!」


「え?火燐達がしばらくいなかったのって、ここでゲームする為だったりする?」


「ああ。最初はやり方がさっぱり分からなかったがな。今はそれなりに上手くなれたと思うぜ。」


「そうだったんだ…。ごめんね、ちょっと行ってくるよ。」


凛は抱き付かれた状態で火燐と会話を行い、話の最後に何とも言えない表情を浮かべた後、スラ子をぽんぽんと撫でてから立ち上がった。

後、火燐にとって今の行為はあじゃれ合いの延長線らしく、ハグ扱いにはならなかったりする。




凛は火燐と共に皆が待つ部屋の右側部分へ向かうと、そこには100インチ程のモニターが置かれていた。

それとモニターの前にはミニ○ーパーファミ○ンが置かれ、本体にはコントローラーが4つ、それもコード()の部()分が()ない()状態()だった。


モニターから少し離れた位置にて、雫と翡翠が既に座りながらコントローラーを構えて凛達の事を待っており、その近くに楓が座り、美羽はモニターの画面をまじまじと見ている様だった。


「因みにですが、ここにスー○ァミがあると言う事は、ウンディーネ様もゲームを…?」


「凛様のご期待に添えるかは分かりませんが、私はどうもゲームと呼ばれるものが苦手でして…。つい最近来る様になった雫ちゃんにもあっさり負ける程に私は弱いですね。」


「そうでしたか…。」


「これって凛のいた世界にもあるんだろ?ならやり方を教えなくても大丈夫だよな。ほれ。」


「あ、うん。まぁ、やった事あるから大丈夫かな。」


「火燐ちゃん、ボクにはー?」


「わりぃが美羽は後だ。代わりにって訳でもねぇが、オレ達がやってるのを見て少しでも参考にすると良い。」


「むー…分かったー。」


凛は玉座に座るウンディーネの方を向いて尋ね、ウンディーネから申し訳なさそうにして答えられた後、火燐が話しながら左端に()挿さった()コントローラーを凛に渡す。

凛はコントローラーを受け取ってから答え、美羽がやりたそうにしているのを火燐が宥める。


そして美羽が両頬を膨らませ、不満を露にして答えてから凛達はゲームを始めるのだった。

テイ○ズとかの水精霊を見た影響もありまして、基本はおっとりでほんわかとした様子、マクスウェル等の上司に対してはキリッとした様子のウンディーネを以前から出したいなと思ってました。


因みに、○RIAはあ○ふれを読んだ3年前に初めて知って、そこから一気にアニメを見たと言う流れになり、アニメを見てもこちらのウンディーネの性格は変わらなかったりしますw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ