序文
はじめまして、龍華です。
なにぶん素人ですので、お見苦しいところも多いかと思いますが、ご容赦ください。
ずっと温めていた物語、読んでいただけたら幸いです。
可愛がっていただけたら喜びます。わたしが。
あんたの目にこの世界はどう映る?
幸せ? あぁ、バラ色なんて言葉もあったっけ。
不幸せ? そう思うやつって灰色に見えるんだってな。
あんたは何色に見えるのか知らないけどさ、幸も不幸も自分次第ってお決まりの言葉でもプレゼントしてやるよ。
俺がこの世界をどう思うかって? 俺はいつもこう思ってるよ。
くそったれな神様の、最高にフザケた箱庭アソビ。
小さな箱に雑多なおもちゃを詰め込んで、右往左往してるのを楽しんでるんだって。
だから俺はこんな姿に生まれたんだ。
そんで、俺が苦しんでるのをクスクスしながら見守ってんだよ。
差し伸べられた手だにすがったら実はそれは足で、かるーく蹴られたらあっという間にどん底。そんな経験、死ぬほどしてきた。死んでない方が不思議、かもな。
ああ、くそったれな俺らの神様。
どうか、最後だけは、一撃で殺してくれ。
無駄に生かそうなんてしてくれるなよ。
せめて最後のその一瞬だけは。
派手に散らせてくれよ。