吾輩は猫派である
こちらのタイトルは猫の玉三郎様のエッセイを参考にさせていただきました。
吾輩は猫派である
犬か猫かと聞かれたら全力で「猫!」と叫ぶほどの猫派である
猫ほど可愛い存在はこの世にはないのである
あのモフモフがたまらないのである
ツン、とすました態度がたまらないのである
それでいてお腹がすくと近寄ってくるデレっぷりがたまらないのである
何かをねだる時にスリスリしてくる仕草がたまらないのである
「にゃあ」なんていう声は、もってのほか
聞くだけでたまらないのである
ざらざらとした舌に舐められる痛さは快感である
猫パンチなんてされた日には大喜びしてしまうのである
吾輩は猫派である
キュートなあの顔が大好きなのである
まん丸いあの目が大好きなのである
逆三角形のあの鼻が大好きなのである
「へ」の字のあの口が大好きなのである
もう、すべてが愛しくて大好きなのである
ぎゅっと抱きしめて、なでなでしてやりたいのである
おなかの中に顔をうずめてグリグリしてやりたいのである
背中に頬を押し付けてスリスリしてやりたいのである
お口にチュッとしてやりたいのである
こんな吾輩をきっと猫は嫌がるだろう
絶対嫌がるだろう
「なんだこの人間、変態か」と思うだろう
そうだ、変態だ
吾輩は猫好きの変態なのだ
だからなんだというのだ
吾輩は猫派である
この気持ちは抑えられぬのである
おお、猫よ
おぬしのそのすべてが大好きである
ご飯を食べてる姿も
トイレをしている姿も
何やら警戒している姿も
ありとあらゆる仕草が可愛くて仕方がないのである
吾輩は猫派である
この世に猫がいてくれてよかったと思う
猫のいない世界など考えられぬ
何度生まれ変わっても、吾輩は猫とともにありたい
できうるならば、猫のいる家庭に生まれ変わりたい
猫と触れ合うことのできる環境で育ちたい
猫の側にいられれば、それでいい
いや、いっそのこと
吾輩は猫になりたい……
この世界は猫愛に包まれている。
お読みいただきありがとうございました。
ちなみに筆者は犬派です。(え?)