いざ、出陣!(あ、仲良くなれました)
あのあと、なんと圭織さんの方から話しかけていただいたのです!しかしその会話の内容は、
「私、あなたが怖くなりました。」
……何でだぁああああ……
悲しい悲しすぎる。なんでこんなことにぃ…おかしいなぁ僕今日は本調子じゃないのになぁ、でもこんなこと言っちゃったらまた怖いのが増えてまた不仲になっちゃうんだろうからなぁ…
そんなこんなで、険悪な初仕事は終わりを告げました。彼女とやっていけるかは相も変わらず不安ではありますが一言でも彼女の方から話しかけてくれたことには重大な意味があると思います。
あるよね。あるよ。絶対ある。
その夜、
「……というわけなんですよぉ、感激じゃありません?」
「感激じゃねぇよ……勘違い系男子か…」
「そうですわね、それを感激と言うのはちょっと」
「タッツー?君どうしちゃったンヤ」
「それを笑顔で言うか貴様は」
「ウーン、……いいんじゃない?(苦笑)」
「そんなコメントに困る話私の耳に入れんじゃねえよ」
「まぁ、本人が良いのならば否定はいたしませんけど」
「はぁ、あなたって思考どうなってます?」
「皆さんって昔から辛辣ですよね…悲しいなぁ」
惑星に飛ぶ前日のリムジンのなかでそんな話をしていました。いきなり九人が喋ると見分けがつきづらいですよね。ちなみに、僕を除く八人は結構、性格がバラバラだから見分けはつきやすいんですよ?作者よあとがきにお願いします。
そんなこんなで家に帰ったものの、準備やらで忙しくて、一睡もできなかったです。なぜそんなことになったのかと言えば、リムジンに乗る日はだいたい、帰るのが夜の2時を過ぎるからです。実はみなさん、もう人間離れをしていて、1日の睡眠時間がキリン並みに短くてすんでしまうショートスリーパーどころじゃない睡眠時間。ですが僕は結構小さいとき(12歳)から町でいろいろやっていたので、常識に乗っ取って凡人っぽくしているためそれがずれた感情だとは思っているし、あの人たちが結構異常だとわかっているが、昔自分もそうだったのかと考えるとちょっと怖いです。
次の日、空港
「おっせえぞ、龍助!貴重な私の時間をどうしてくれる」
「ごめんなさい、マーリーさん実はあまり寝れなくて…」
「あぁ、お前もう…そう呼ぶふうにしたんだな……」
「そうじゃないと、昔の名前で呼んじゃいそうで…」
「ほぉらぁ、もう搭乗手続き始まってるよ?」
「ゆくぞ、お前ら」
「あぁ、はいはい…」
こうして、僕の日常は形をなくし、新たな型へとはまってゆくのでした。新しい生活ってワクワクしますよね!
そんなことを思いながら、スペースシャトルに僕は乗り込むのでした。
九人の補足です。↓
セリフの中に…がはいる→百
語尾が″ですわ″などで終わる→セリーネ
語尾が″カタカナ″で終わる→コルセル
古風なしゃべり方→玄
うるさいしゃべり方→茜
プライド高そうなセリフ→マーリー
敬語を使ってる→月
結構普通→ラドブ
敬語+語尾に…→龍助
という感じで把握お願いします。