皆さんの自己紹介(前半)
「そのお願いとはねぇ………………私たちの仕事を手伝ってほしいんだ‼」
………………………………沈黙が流れる、中央にどんと座りキメ顔の彼女を他の人たちはなぜか白い目で見ていた、それは実に呆れたような目であった。なんだこの沈黙…
やりずれぇ……
その沈黙を破ったのは他でもないその人だった。
「…え?なんでなんで?なんでみんなそんな沈黙してんの?」
「おいおい、こんなコメントをしづらい状況を作ったのはおめえのほうだろ?自分で死んででも何とかしろよな!あ、言っとくけど、うちは論文で忙しいから協力してくれってんだったら料金発生するからな?覚悟しとけよ?」
「え?なんでなんで?あーしはいつもこんな感じだったろって?」
「…いい加減にしておきなさい、もし西四大家が全部そんなものだと思われたらどうするんだ。」
「そーだそーだ、あんたのせいで東四大家まで風評被害が来たらどうすんノ!?」
「…………え、もしかして皆さまがたって……」
「あぁ、紹介が遅れたな私たちは全員惑星八大家の一員をこれからとはいえやって行く者、すまんな驚くだろうが皆よい奴だ気を悪くしないでくれ」
悪い予想が当たった。
まさかまさかこの車に乗っている少女たちがあの支惑星を牛耳っているとまで言われている惑星八大家の一員であるらしい。
言い替えれば今下手なこといえば僕は母なる星を敵にまわすのと同じことだ。
緊張してきた。何か一言言うだけで国や世界を動かせる家に属する八人、果たして僕は大丈夫なのだろうか、
「そうだ、自己紹介しようゼ。そうじゃなきゃこの子も安心できないデショ、うちらのこと言っちゃたんだからサァ」
「よっしゃ、じゃももからな」
そういうとずっと窓辺で外を眺めていた人が反応した。
「え、オレ?……なんでなん…」
「えぇ?だってずっと窓辺で黄昏てさ、一っ言もしゃべらん方が悪いでしょうが!」
「何で?嫌なんだけど普通に……」
「いやいやそんなこと言ったらはじまらんでしょ!早くしなさいよぉ!」
「…っち、はぁ、草雪 百趣味はゲーム以上……」
「短っ、自己紹介になっとらんやんけ‼、代わりに私から補足説明をしておくね、えっとももちゃんはツンデレでおまけに生まれついての極道顔とこの低い声だから誤解されやすいけどめっちゃかわいいから仕草とか言葉とかめっちゃ、ね。どうか誤解しないでやってね」
確かに声は低かった、女の子かと疑うほどに低かった。
一人称も{オレ}だったし。
この声で脅されでもしたら、僕は即刻戦う気力を無くしそうになる…と思う。
だが目を合わせてくれはしなかった。(え?僕、嫌われたかなぁ?)
でも、後ろ姿からでも黒髪のきれいな姿はわかる。
というか、この角度からだと本当に目つきが悪いのかもわからないよ。
でも迷いもなく趣味はゲームと言っているあたりは生粋のゲーマーなんだろうなと思えましたね。
「順当に行くと次は私ですかねぇ、」
「そうなるねぇ。あ、言っとくけど自己紹介で何か一言付けなさいよ~?無愛想に思われちゃうからね。」
「ハイハイわかりましたよ。オホン。私はオルティース・J・セリーネですわ趣味は紅茶と発明ですヨロシクお願いしますわね。フフッ」
紅茶が趣味?確かに、今も紅茶が入ったカップを持って放していないけど。珍しいなぁ。
っていうか紅茶が趣味ってなに??
いやそれよりあなたどこのお嬢様!?と思う程にとても丈が長いワンピースそれこそ、中世ヨーロッパ世界のような派手な服(ドレス?)だったし、しかもそれはそれは綺麗な金髪の持ち主で僕はティアラをつけたくなるような衝動に刈られた。
「ほんじゃ、次はうちダネ。うちの名前はパウエル・B・コルセルだよ。趣味は自分の強さを磨くことサ!!イヒヒヒ、ヨロシクネ‼私の特徴はなんと言ってもこの白金の髪の毛!、この髪のお陰で、昔は白銀妃と呼ばれていたんだヨォ」
「自分でな……」
「ちょっ、ももちゃんさん??ソユコト言わないデ!?」
「コホン。神宮玄だ話し方に癖があるとはよく言われるのだが、あまり気にしないでくれ元々だ。趣味は愛刀を磨くことだ。以上」
「待って待って、間なさすぎないですか?」
「「「「「……………」」」」」
「うそでしょ?あーし、ここでも無視ですか?扱いひどない?ねぇねぇねぇ?」
前者は確かにポニーテールにしている長い髪が売り物の様に美しい白銀色だった。
自分で言っているのは少々痛いがそれが過言ではないぐらいの美しさを放っていた。
(っていうか白銀妃??なんかどっかで聞いたことあるような…?)
なかなかやかましい人ではあったが、悪気ゼロだし悪い人ではなさそう…かな。
しっかし、己の強さを磨くって、熱血系の人なのかな?それともスポーツ大好きタイプの人なのかな。
後者は長く青銀の色をした髪が印象的だった。
古風な口調と男物の着物に身を包んでいるのがとても印象に残る人だった。
切れ長の目をしていてザ・風流みたいな言葉が似あう人でした。
口調は完全に冷血漢みたいな冷たい口調でずっと話していた。
それよりこの時代に素で刀持っているのもなかなかすごいとは思いますけどね。
(銃刀法とかどうなっているのか気になるな。)
今さらだがこの8人髪の色が全員違うし、皆さんの口調が違うから見分けがつきやすい。
声質がここまでバラけるのかと思うと個性が出ているなぁと思った。
それと同時に感じた。不思議と懐かしい感覚が僕を襲ってきた。この感覚それはデジャヴのそれだった。
(あれ、この光景なんか見たことあるような?)