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スーパーステップ  作者: もしうさ
8/8

夜ごはん

「っっっ?!…」

本部で待っていたのは、衝撃だった。


通常補給に戻って来る時には戦闘員1人につき1人担当がつく。そして、それをまとめるリーダーが居るのだが。


なぜ、僕が驚く事になったかと言うとなんと…

なんと結がリーダーとして指揮をとっていたのだ。


「おい、結ちょっとやめろその場を離れてくれ!お願いします。頼みます!よろしくお願いします!何か起きてしまう前にっ!」


「なんで?」


なんだと…自分の特性を知らない…だと…


「いいからそこを離れろ!」

「…やだ。」

「なにっ…」

「いいからこっち来て。他の人は、準備室B.C.D.Eに入ってください。」

「いや、だから…ちょっとまて…うぁぁぁぁ…」


結に引きずり込まれるように準備室Aに連れ込まれた。


「フゥ…」


結がわざとらしくため息をついた。


「おい、なんで結がリーダーやってるんだ。」

「祐に夜ごはんつくってあげようかなーと思って、ここにあるよ。」


ふーん…


「…………?!」


マジかよ。

僕が今まで見た結の料理とは…


ヘドロ状だったり…


金属みたいな硬さだったり…


まぁ食べ物とは、言えない物だった。


そして僕は、無理矢理食べさせられて毎回のように倒れて入院してたな。


ところが結が指をさした先にあったのは、なんとちゃんとしたディナーだった。


いやいやいや。

ちょっとまて。

それでも、ちょっとまて。


「なんでバイキング式なんだよ!」


見た感じ30種類ぐらいの食べ物が並んでいた。


「えーと、久しぶりに私の料理食べさせたいなーとおもいまして。そしたら作り過ぎちゃって。」


いや、作り過ぎだろ。一つの料理につき山のようにあったぞ。そして、なんでそのテンションなんだ。俺が出る前の事が無かった様なテンションだな。


「多いだろ!」

「食べて…くれないの…?」


結がわざとらしく暗くなっていた。


「っ…食べればいいんだろ。」


こうして、僕の第2の戦いがはじまった。」



「やめて…もう限界…」

「いや、もうちょっといけるでしょ〜」


結がさらに唐揚げを差し出してくる。


「もう…無理…」

「えーまだこんなに、残っているじゃーん。」

「僕は、精いっぱいがんばった。1キロは、食べた。」


残っているのは、その10倍ぐらいある。どうやったらその山のような、食べ物を消費出来ると思ったんだ?


まったく…


「無理なもんは、無理。いまから作戦会議だからついてくるなよ。」

「うん…わかった。」

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