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スーパーステップ  作者: もしうさ
7/8

戦闘

誰もいない街というのは、何回来ても慣れない。

自分達が育って来た街だというのに。


「フォン」と、音がして無線が入った。

『豊田君そこ右にまがって200m先ライナス5体』

「了解。」


ここを、右っと。

「あ、あれか。」

遠くに人らしき影が、あった。

ライナスは、人型のロボットで今まで確認されているものはCPとよばれる強さでわけられていて、CP5〜CP30までが報告されている。


「第4豊田祐馬部隊、戦闘にはいります。」

「司令室、了解。作戦Bで、おねがいします。」


そう、三条さんの声が聞こえたので、戦いが始まる。


「じゃあ…今日も皆さん生きて帰ってきましょう。」


この言葉は、毎回言っているのだがあまり実行された事がない。正直、言ってこの言葉が、仲間を殺しているんじゃないかと思った事もある。


それでも、


この言葉を言っておかないと、気が狂いそうになる。


仲間が、何人も死んでいくのだ。

怖いを、通り越している。

それでも、戦わないといけない…

数年前のあの日々を取り戻すために。


「第4豊田祐馬部隊戦闘開始!」


戦闘が、はじまった…。


「そこ、大希右からお願い!」

「わかりました。」


僕が戦っているところ申し訳ないが、僕の装備を紹介しておこうと思う。

武器は、双刀黄昏そうとう・たそがれ


江戸時代、あまりの切れ味に地中に埋められた伝説の二本の、日本刀で、ライナスを倒すのに、重宝している。

今、地上にいる人には、役割が三つある。

一つ目は、司令官。

これは、三条さんが務めている。


司令官の人は、全体に司令をだす。


二つ目は、守護。

これは、この部隊ではない第7,8,9部隊の人達がやってくれている。

この人達は僕達を守ってくれる僕達とは、別の訓練を受けてきた人達だ。


そして三つ目、僕達の攻撃アタッカー

攻撃を主に、守護の人達に守られながらライナスの数を減らしていく。


まぁこんな感じで攻略していく予定なのだが…


それも、たかが知れている。


所詮は人である。

圧倒的なロボットであるライナスの武力に押されるしか無いのだ。

それでも、生き残るには戦って、戦って、戦って、戦ってこの地表を、取り戻すしか無いのだ。



『豊田くん!?聴いてる?』


おっと、ボーっとしてたら三条さんから入っていた無線を聞き逃してた。


「ごめん周りがうるさくて聞こえなかった。」


苦し紛れの嘘だった。


『まぁそんな事どうでもいいや。速く本部に戻ってきて!二回目だけど、周り囲まれているから!』


どうやらこのまま行くと、三条さんに怒られる運命のようだ。

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