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始めの終わり

R15は保険です。悪魔さんが官能を司っているので。それ以外はほのぼの(?)コメディーです。官能という単語以外下ネタ出てきません!多分!

~始めの終わり~

「シンデレラー。いい加減諦めたら?王子への復讐。いつまでも引きずってたら婚期逃がす・・・あ。」

「知ってるわよ!だけどあいつ浮気しちゃってさ!私も仕返しにあいつの従者と浮気してやったの。そしたら自分の事は棚に上げて尻軽女とか言い出すし・・・。しかも性格よくてイケメンで私と舞踏会で踊ったのは王子じゃなくて従者のほうだったの。王子があまりにブサイクで性格悪かったから代役を立てたんですって!でも従者は良い人だった・・・。」

「その愚痴は何回目だ・・・。でも従者については初耳だな。そいつと結婚すればよかったのに。」

「考えました!考えましたったら考えました!でもあんのクソ王子、従者をどこかに追放したの!私に知らせず。だから飛び出してきて家出して・・・。」

「ここに来たのよねー。」

なにやら言い合っている彼らは童話逃亡者。童話の中では例外というものが発生する。幸せで終わるはずだったのが不幸で終わったり、不幸で終わるはずだったのが幸せになったり。

童話の人物が童話の筋道を断ち切ったり。

その証拠に赤頭巾はオオカミと仲良しだし、シンデレラは王子と離婚した。

童話逃亡者の集まる『ゼウス』だが童話逃亡者でないものが居る事もある。悪魔だったり天使だったり神だったり。

たしかシンデレラの知り合いには宇宙人が居た。

ここはあらゆる書物からの逃亡者が集まる世界なのだ。

そして今ここに居るのは悪魔と赤頭巾とシンデレラ。百年来の友人同士というか仲間というか、そんな関係だ。

たいていは愚痴を言い合ったり馬鹿話をしたり。

ここで皆さんがイメージしやすいよう三人の容姿について説明したいと思う。

悪魔は黒髪を腰まで伸ばし、紐で括っている美男子だ。いつもマントや細身のパンツなど旅装っぽいものをしているが旅に出ているわけじゃない。前に何を司る悪魔なのか聞いたら苦笑いして流された。

赤頭巾は赤い頭巾をかぶった茶髪の少女である。最近は年上の兄的なオオカミと仲良くしている。お婆さんとオオカミと赤頭巾と狩人でお茶会をする事もしばしば。

シンデレラは見事な金髪を短く切った美女。前は髪の毛を長く伸ばしていたようだが、王子への復讐の誓いの為切り落とした。最近はドレスよりパンツ派の行動タイプ。

こんな感じである。

「赤頭巾、そっちの砂糖を取ってくれ。」

「はぁー。悪魔さんて本当に甘党ね。味覚だけは女の私より女っぽいというか。今度女装してみる?服貸すけど。悪魔さん細いからはいるんじゃない?あ、でも身長が駄目ね。」

「ブッ。赤頭巾なんて事を!俺は女装するつもりは毛頭無い!この前天使にワンピース着せられたんだぞ!?白くてふわふわワンピで編み上げサンダルとかどんな冗談だ!二度とやらん!」

赤頭巾もシンデレラも似合ってただろうなと思ってしまった。こればかりは自然現象なのだから仕方ない。

「やっぱり、似合うと思うんだけどな。」

赤頭巾は悪魔に頬をおもいっきり抓られました。


お粗末さまでした。誤字脱字や、こうするともっと読みやすくなる、という場合は報告お願いします。

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