鎧VS“氷像”
高校受かったぁぁぁぁあぁぁ!!
というのに乗じるわけではないですが、タイトルを変更させてもらいます
理由は色々ありますが、一番はタイトル回収のためです。再々誕だとどうしてもいい回収の仕方がわからなかったので
手前勝手なことではありますが、どうぞご理解のほどをお願いいたします
「《光撃》!!」
「なんだと!?」
不愉快な男との望まぬ一騎打ち、その戦いに水を差したのは───────パーティーリーダー、アスピダであった
「キサマァ・・・・・・・一体何のつもりでこの神聖な戦いを──────」
「すまん。 助かる」
「全然オッケーだテルス。 行ってこい!!」
「あっ、まて!!」
はじめての純粋な感謝をリーダーにむけ、深い森へと、最愛の姉貴分を探しに行く
その足取りに迷いはなかった
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「きっさぁぁぁまぁまぁぁぁぁ・・・・・・・!!」
「おー こわ、カルシウム足りてねぇぞロリコン」
「邪魔を、するなぁぁぁぁぁ!!」
狂ったように、だが正確な一太刀をあびせてくる。 テルスなら避けられるんだろうが、こちとらそんなスピードはない、だが
「《聖盾》!!」
全身鎧の重さと大盾と《聖盾》の防御力の連動。クタヴァーの一撃は、軽い音と共に弾け飛ぶ
「ぐわぁ!!」
「邪魔? するさ!! アイツはお前なんかよりずっとでけぇもん追ってんだ。メンバーの意思汲んで手伝うのもリーダーのお仕事なんだよ!!」
とはいえ相手は二つ名持ち。そう簡単には倒せないだろうが、退くなんて選択肢は端からない
「オラオラ《全能力解放》&《光撃》×6!!」
弾かれたことで体勢が崩れたクタヴァーに、強化された光の連弾が放たれる
光魔法の強みはその攻撃速度だ。一度照準に捉えてしまえば、ほぼ確実にあたる事実、すべての光弾はすべて貫通した
そして、力なく倒れると同時に────粉々に砕け散った
「分身!? 本体はどこに・・・・・・・」
暗闇の中の視認性でも、あれほど目立つ純白の服を来ていればわかるはずだが、木陰にでも隠れているのか、まったくわからない
「─────!! まさか、アイツを追って・・・・・・・・」
「誤ったな」
ブスリ。と妙に嫌な音を立てて腹に痛みが走る
「先程リーダーがどうとか言っていたが───────どうやらお前は簡単に思惑に引っ掛かる凡将らしい」
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「おっまえ・・・・・・・・どこから」
「簡単な話だ、お前に飛ばされた時に入れ替わり背を向けた瞬間刺した・・・・・・ただそれだけの簡単な話だ」
簡単に言ってくれる。吹っ飛ばされたとしても、その一瞬に本体と遜色ない分身を作りそれと入れ替わるなどどんな速業なのだ
「お前は終わりだ。体内から凍らせ、シャーベットにしてやろう!!」
急激に体温が下がるのがわかる。回復も間に合うかどうか
ああ、出来ればもっと上手く留めたかった
「くっ・・・・・・」
「フッ、無駄だ。もう氷で刀身を固定した、つかんだところで抜くことなど・・・・・・・」
「いや違うな、抜くためじゃない─────お前を逃がさねぇためだよ・・・・・《聖鎖》!!」
足元に魔法陣が浮かび上がり、光輝く鎖が自分の体ごとクタヴァーを縛り上げる
「なっ、キサマ──────!!」
「躊躇うな。俺ごとやれ、パノ!!」
その声に呼応するように森から現れたのは、夜の闇に溶け込むような毛色をした黒狼と、それに乗るパノプリアの姿だった
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まったく人使いが荒い
黒狼を操り、その前足を振り上げながら心底そう思う
私の固有能力は支配系。 名前を権限強奪という
能力は|、特有の回路をもつあらゆるものに干渉し、その支配権を奪う
厳密にいえば違うが、まあ自分以外の魔力を操れるという認識でいい
この能力の真価は、一部の魔術具や魔獣などの、周囲の魔力を利用するものに対して発揮される
支配した魔力を対象が取り込めば、それを媒介として相手を操れる。
だが大きい相手は全部やるのに時間がかかる、実力があるやつは基本回路が複雑などの理由から、時間がかかることもある
こいつなんてその二つ全部だ、デカくて強い。これを操れとアスピダに言われたときは正気を疑った
まあやれるのが僕なのだが
黒狼の前足を振り上げ、一切の容赦なく吹き飛ばす
アスピダと一緒に居た奴がなんかわめいていたが、まあどうでもいい
アスピダは──────
「・・・・・・・・大丈夫か。アスピダだし」
最近はなんかアイツののとでモヤモヤすることも多かったし、むしろスッキリ?
「・・・・・・・でも一応行っておくか」
このなんとなくアスピダに甘い自分に気恥ずかしさを覚えるのは、もう少し先のこと
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「いってぇぇぇぇぇぇ・・・・・・・・・」
どうも、パーティーメンバーが容赦無さすぎて全身粉砕骨折のアスピダです。骨折は今さっき魔法で治しました
「・・・・・・・・んで、お前は何で生きてるわ─────け!!」
自分と違い、余りダメージを受けたようすがないクタヴァーに、起き抜けの一撃を食らわそうとするが、軽く避けられてしまう
「・・・・・・・これは私の固有能力だ。1日に一度だけ、あらゆるダメージを手で触れているものに移せる」
「─────────はーん。そりゃ便利だな、収束光撃!!」
六本の光の柱を束ねた光弾が発射される
だが、クタヴァーはそれを避けることなく
「まさか、これを使うことになるとは・・・・・・」
その瞬間。クタヴァーを射殺さんとしていた光弾が───────凍りついた
「・・・・・・・・・は?」
「さあ・・・・・・・・・どうか最後くらいは美しい顔で死んでくれよ」
そのクタヴァーの手には、一振りの剣が握られていた
細剣の形状をした剣からは、まるでその存在を主張するかのように、青白い冷気と共に絶望的なまでの、魔力を放出している
「さあ行こう。''神器''『冰剣』“クトゥルフ”」
『冰剣』の名前は、オシリスとの二択でした




