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適合者

遅れてすいません!!

刻咎者(アナンケー)魂魄(こんぱく)昇華(しょうか)実験・・・・・・・・・・?」


俺は、その資料を手に取り、軽くめくる


その内容は、先ほどの大司教宛にかかれていた()()()()の報告書であった


刻咎者アナンケー魂魄(こんぱく)昇華(しょうか)実験


前述


刻咎者アナンケーは神によってなにかを奪われた者達というのが通説であるが、それは間違いである


「!?」


いきなりの特大情報である、少なくとも俺にとっては産まれてから当たり前に信じたものを否定された形になるが、俺の視線はその先の文に釘付けになっていた


刻咎者アナンケーの正体は、神の肉体をその体に宿した者達である。身体機能や魔力が関わる機能が失われるのはこのためである


「・・・・・・・・・・・神の、肉体?」


荒唐無稽(こうとうむけい)。それ以外の言葉が出てこない


だが、筆圧や文に至るまで、その全てがそれが本当だと信じこませるようなにかがあった


その後も、俺は資料を読み続けると、奇妙な一文を見つけた  


適合者


この実験の最終到達目標であり、体に独特な紋様とともに、神の力、もしくはそれに準じた力を手にする


俺はもしやと思い、服を脱ぎ体を確認する


そこには、まるで焼き付けるようにつけられた鎖型の痣が刻まれていた


俺は神の力の正体を知るために、資料をめくると、そこには思わず目をそらしてしまいたくなるようなものが刻まれていた


その文字は、血で書かれていた


おおよそこの文字の主が正気ではないことを表す筆跡に、吐き気を催すほど濃い血の臭い。開くまで気づかなかった自分に呆れの感情を抱く


血で(にじ)んでいて見えないが、その最後の資料にはこう書かれていた


適■者 魅音■先


「・・・・・・・!? ミオン?」


適合後■日後、神■力の暴走に■り適合■含めた揺り篭(オルフェン)全員を殺害────────────


その文は、直後に血が降りかかっていてるような血痕とともに終わっていた 


「・・・・・・・・・・・・・・」


ミオンが生きていた


その事については、言葉にならないほどの歓喜が沸き上がってくる


だが、それと同時に、嫌でも暴走という言葉が目に入る


「ミオンどうして、それにどこへ・・・・・・・?」


その後、俺は生き残りやミオンを探して回ったが、どこかしこも死体と瓦礫(がれき)が積まれていただけであった


あらかた探し回ったあと俺はここに見限りをつけ、武器になりそうなものを持ち、揺り篭(オルフェン)をあとにした


揺りオルフェンの外は、繁華街のようだった。まあ()というのがつくが


建物は大きく崩れ沢山の者達が路頭に迷っている姿はひどく痛々しい、


すると、どこからか鎧に身を包んだ兵士がやってくる


どうやら、俺を家族を失った孤児だと勘違いしたようだった。そっちの方が都合がいいので否定はしない


兵士とともに歩いていると、有益な情報を得ることができた


何と、これをやったのは一人の少女だったらしい


それも、オッドアイに黒髪


(ミオンだ・・・・・・・!!)


どうやらミオンは揺りオルフェンのみならず、外の町まで破壊したらしいかった。暴走というのがひどかったのであろう


さらに兵士は、ミオンは破壊の限りを尽くした後、急に何処かへと姿を消したらしい


俺はそれを聞くと、もらった食事と共にすぐに町を出る


そして、(あて)もなくたださ迷っていると


「おい、まてやガキ」


お世辞にもキレイとは言いがたい服を身に纏った男三人組が、俺の目の前に現れた、恐らく盗賊の類いだろう


「・・・・・・・・退()いてほしい」


「そりゃ出来ねぇな、有り金半分で見逃してやるぜ?」


「こっちもガキ殺しなんてしたくねぇんだわ」


「・・・・・・・そうか」


俺はそう言って、剣を抜き放つ


「おいおいやる気満々じゃん───────────多少の手傷は、勘弁しろよ」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「ギャあ!!」


俺は最後の一人を叩き潰し、剣を静かに納めた


もともと村ではそれなりの強者だったのだ、油断しなければやられはしない、まあ報復が怖いので殺してはいないが


「まっ待ってくれ!!」


「・・・・・・・・・・なんだ?」


俺は不機嫌さを全面に押し出しながら、盗賊達を見やる


「俺は人を探してる。構ってる暇はないんだ」


「だったら話が早い、お前俺らの組にこいよ!!」


「話聞いてなかったのか?」


「盗賊はそこらの国の暗部より余程の情報通なんだ、お前の捜し人も見つかると思うぜ!! お前の実力ならすぐに上に行ける」


その言葉を聞き、俺は少し思案する


普通なら歯牙(しが)にもかけないだろうが、今は少しでも情報がほしいし、何より衣食住の確保は必須だろう


「・・・・・・・・案内しろ」


「へっへい!!」


妙に下手に出てくる盗賊どもをいぶかしみながら、俺は盗賊(こいつら)の世界へと足を踏み入れるのであった


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


(カシラ)、 ただいま戻りました!!」


連れてこられたのは、深い深い森の中


闇討ちでもしてくるのかと思っていたが、どうやら本気で俺をスカウトする気のようだ


カシラと呼ばれた人物も、その事を察したらしい


「・・・・・・・名前は?」


「ノースだ」


俺はあえて家名は名乗らなかった、これから先この世界で生きていくには、迷惑になってしまうだろう


「・・・・そうか、歓迎しよう。サジ、ロン、まずはこの世界の基礎知識を教えてやれ」


「「了解!!」」


その後、俺は先ほどボコボコにした二人組、サジとロンに盗賊として生きていくために必要なことを教えられた


その中でも、最も驚いたのは国と盗賊の関係性だろう


どうやら昔は潰し潰されの関係だったが、百年も前にそのイタチごっこに終止符を打とうと、条約が結ばれたらしい


盗賊側は国に対し、非合法なものを売る闇市場(ブラックマーケット)の承認や、略奪をする際に最初に財産の一部を受けとり見逃せば国からは討伐隊を出さない等の利益を求め


国からは、魔獣の間引きや有事の際に進んで協力するという要求を出した


お互いの意志が合致したことで、条約は結ばれ、百年も続くに至っているらしい


俺は闇市場ブラックマーケットの経営のノウハウや、交渉術、ある程度のルールなどをすぐさま身に付け、約半年ほどでこの組の頭(カシラ)に返り咲くことができた


そして、ミオンに関しての情報を集めるなかでも、俺はより正確な情報を得るために、様々なことをやってきた


他の組との抗争。闇市場ブラックマーケットの規模の拡大。国との交渉。資金の調達


そんなことをしているうちに、時間は過ぎて、気づけばおれは近隣の組を合併した新組織。盗賊会の総頭になっていた


だが、そのすべての情報網を駆使しても、ミオンを発見するには至らなかった


そんな時だ、そいつが舞い込んできたのは

ノース編が長くなりすぎている・・・・・・・どうにかしなければ

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