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運命の選択  作者: シティ
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第4話:選択の迫り来る

第4話:選択の迫り来る


壮絶な戦いの末、雪月と葵はなんとかダークロードを撃退した。城の外に出ると、仲間たちも魔物たちとの戦いに勝利していた。


しかし、勝利の余韻も束の間、雪月の心は重くなっていく。彼らはまだ世界の滅亡の危機から解放されていない。そして、賢者の書の予言が現実となりつつあることを彼らは痛感していた。


雪月は仲間たちに集まってもらい、深刻な表情で話し始めた。


「私たちは選択を迫られているんだ。この世界の存続と大切な人々を守るか、それとも自分の愛する人を救うために世界を犠牲にするか。」


仲間たちは驚きと戸惑いを隠せない表情を浮かべた。雪月は続けた。


「私たちがダークロードを倒したことで、彼の力が解放され、世界の滅亡はますます加速している。だが、賢者の書によれば、世界を救うためには一つの犠牲が必要だと言われているのだ。」


仲間たちの間に沈黙が広がった。彼らは自分たちが愛する人々やこの世界を守るために冒険に身を投じてきたが、その中で自らの運命に向き合わざるを得なくなったのだ。


葵が雪月の手を握りしめ、静かに言った。


「私たちは絶望に立ち向かってきた。その過程で絆を深め、共に闘い続けてきた。今も、私たちが選択する未来に希望を見出そう。」


仲間たちも一つずつ頷き、困難な選択に立ち向かう覚悟を決めた。


彼らは賢者の書に記された情報を頼りに、滅びの源となっている「闇の祭壇」を探し出すことを決意する。それが世界の滅亡の根源を断ち切る唯一の手段だというのだ。


仲間たちは協力し合いながら、危険な旅路を進んでいく。彼らの絆と勇気が彼らを駆り立て、選択の重さに打ち勝つ力を与えてくれた。


数日後、彼らは闇の祭壇を発見した。そこには闇の力が渦巻き、世界の存続を脅かす存在が現れる予兆が見えた。


雪月は仲間たちに見つめられながら言った。


「これが最後の試練だ。愛する人を救うために世界を犠牲にするのか、それとも世界を救って愛する人を守るのか。私たちの選択が未来を決めるのだ。」


彼らの心は揺れ動きながらも、共に決断を下す準備を整えた。未知の運命に立ち向かい、選択を迫られる彼らの冒険は新たな局面へと進んでいくのであった。

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