第1ストーリー きっかけ
関東某所
6月中旬
俺の名前は、金山陸。中学1年生だ。
夏の暑さを感じるようになり、セミの声が聞こえるようになってきた頃。俺の学校、某公立中学1年3組のクラスにて担任兼数学教師の杉山が話始めた。
杉山「さて、先日の期末考査を返していきますよ。平均点は思ったより低いですね。」
クラス内が一斉にざわめく。しかし、俺だけは反応しなかった。なぜかって?教えてやろう。
解 答 用 紙 を 真 っ 白 で 提 出 し た か ら だ
もう一度言おう
解 答 用 紙 を 真 っ 白 で 提 出 し た か ら だ
周りが焦りモードのなか1人諦めモードで教卓に向かう。
そして手元に返ってくる。もう帰りたい。杉山は俺に告げる
杉山「あなたねぇ....授業が終わったら生徒指導室に来なさい」
知ってた。そうなると思っていた。
手元のテストには〇がない。強いて言うのならば名前の横。点数の部分。
席に戻った後、どうやら先生はテストの解説をはじめたらしいが、ただ考え事をしていた。
授業が終わって俺の唯一の友達、中野が話しかけてくる
中野「テストどうだった?最初の問題は簡単だったからほとんどの人できてたらしいけど1問間違えちった笑」
心の中で叫んでる。
解 答 用 紙 を 真 っ 白 で 提 出 し ま し た
でもそんなことは言えない。なぜなら中野は99点だからだ。言ったらどうなるだろう。
なんとなく話をした後、言われたとおり生徒指導室へ向かった。
すると杉山は既に座っていた。
向かい側に座るように促され、渋々座った
杉山「この点数じゃ高校にも行けないと思うよ。第一あなたちゃんと授業を......」
でた。お得意のお気持ち表明。
30分近く話されようやく解放された。
待ちに待った放課後だ。
足早に帰宅しPCを起動。俺の楽しみ兼日課のゲーム配信を見る。
最近ハマっているかわいいアバターが特徴のゲーム配信者「えびちゃん」だ。アーカイブ動画をクリック。
えびちゃんというのは大手ゲーマー事務所「サイレント」に所属しているプロのゲーマーだ。
バトルロイヤルの配信だったようだ。サイレントのメンバーと会話をしながら次々と敵を倒し1位になっている。どうしてこんなにうまいのだろうと思いつつ、ふとコメント欄を見るとすごい速度でコメントが流れている。それはそうだチャンネル登録10万人なのだから。それに加えスーパーチャット。いわゆる"スパチャ"も水の流れのように流れている。一体いくら稼いでることやら....
\2000 めちゃくちゃうまい...
\3500 チート使ってないでしょうね?
\5000 明日も配信してね!
親や先生はゲームはよくないと否定するが最近ではEスポーツとして大会が開かれたり、認知症対策、ましてや学校の授業にも取り入れていると聞いた。そんなこんなで勉強をする気にもなれず、ただネットの中を迷走していた。
無心でマウスを操作してるとあるサイトが目に入った。
あなたもゲーム配信者で稼いでみませんか。やり方次第では人生大逆転!
俺は、今まで配信を見ていただけでやろうとは思わなかった。そもそも不可能だと思った。
おれにはできるのだろうか。ましてや落ちこぼれ中学生だぞ??と思いつつサイトに入る。
サイトには配信に必要な機材、知識などが書いてある。必要なものは幸い家にそろっている。
あとは知識を覚えるだけ。失敗したらやめればいい。やってみよう。
ここから俺の人生は大きく変わったことは知るよしもなかった。
次回
第2ストーリー はじまり です!
ここまでおぼつかない日本語で読んでいただいた方
ありがとうございました!次回も読んでいただけると嬉しいです!