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嘘ついたら、針千本ってマジですか?

領域、領域?


なんか誰かの領域ってさっきも聞いた気がする。


まぁいい。今は姫様を運ぶのが先決だ。


「じゃあお嬢ちゃん、道教えてもらってもいい?」


「僕、ノエル!」


「あぁ、自己紹介が先だね。俺はタクト。ノエルちゃん、道教えて」


「いいよ!でもいいの?このままだとお兄ちゃんの彼女さん死んじゃうよ?」


「え?何それ」


姫様の顔を見ると青白く、はぁはぁと辛そうな息使いをしている。


「やばい!手刀か?手刀のせいなのか?」


「何手刀って?たぶん違うよ。彼女さんが苦しんでるのはこの森の強い瘴気のせい」


「瘴気?」


「この森は瘴気を放っていて、普通の人間じゃ、長い間はいられないの。どんなに急いでも、この森を出る前に彼女さんは死んじゃうよ」


「ま、マジですか?」


「うん。マジ」


「な、何とかならないかな?」


「何とかなるよ。僕のうちに来れば瘴気の汚染は治療できる」


「ほ、本当に!?」


「ホントホント。助けてあげようか、お兄ちゃん」


「助けてくださぁぁぁい!」


「……いいよ。でもその代わり僕のお願い、一つ聞いてくれる?」


「お願い?い、いいよいいよ!何でも聞いちゃう!」


「じゃあタクトお兄ちゃん、僕と結婚してね」


そう言ってノエルはニンマリとした。


「いや、結婚っていうのは……」


「約束破ったら、殺しちゃうよ?」


目がマジである。


子供のはずなのに、物凄い殺気を感じる。


そんな物騒な事を言っちゃ駄目だよー。


まぁ結婚って言っても子供の戯言だ。後できっと忘れるよな!


「おっけーおっけー。じゃあ結婚するよ」


「やったー!」


そう言って抱きついてくるノエル。


きっとさぞかし美人に育つんだろうな、ノエルちゃん。


「僕は寛容な女だから、浮気の一つや二つ、許しちゃうから安心してね」


おまけに非常に都合のいい感じの女性だ。


本当に将来が心配。


「じゃあついてきて、変態のお兄ちゃんとその彼女さん」


「は、はい」


俺はまだいいのだが、姫様が完全に変態扱いだ。


まぁもう会わないし別にいいかと、俺はとりあえず姫様をノエルの家に連れて行った。


ハイファンタジー部門のランキング入りしました!ありがとうございます!

後もう少しで総合ランキングにも入れそうなので、引き続き頑張ります!


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