ド変態の姫様が彼女って、マジですか?
どうする、俺?
とりあえずここにいるのはまずい。
姫様を置いていくってのもやっぱりまずい!
裸の姫様と森に2人きりとか、こんな状況誰かに見られたら……ああ、それは大丈夫か。
なんか姫様が魔王の領域とか言ってた。
その言い方だとこの辺りに人は住んでいないらしい。
誰かに見られるという最悪の事態は……
と思っていた俺の目に、あり得ない情景が飛び込んできた。
青髪天然パーマの可愛らしい女の子が、木の影から俺を怪訝そうな顔で見ていたのだ。
「うわぁー……」
「いや、待って!待って!君!たぶん誤解してるから!!」
「いえ、何も誤解なんてしてませんよ?人気のない森で10代の少女の身ぐるみはがして今まさに襲おうとしている所なんて僕、全然見ていません!」
おいおいおい、死んだわ、俺。
「ちょっと待って!話だけでも聞いて!」
「あー!その子ってもしかして、姫様じゃないですか!!」
駄目だ!状況が悪くしかならない!
「え、違う違う!全然違う!俺の彼女だよ!森で露出するのが大好きな彼女!」
とっさにこの国の姫を露出好きの俺の彼女にしてしまった。
不敬罪どころの騒ぎではない。
「ふーん。そっか、世の中には色んな趣味の人がいるんだね」
しかも納得してしまった。
こうなったら絶対に姫様ってバレるわけにはいかない。
「お嬢ちゃん。実は僕たち道に迷ってしまってね。この森から出る方法を探しているんだよ。どっち行けばいいか分かったりしない?」
この女の子、12、3歳だろうか?青い髪で天然パーマ、あと頭にツノ?みたいなものがついている。
髪飾りだろうか?
きっとこの森に住む人たちの独特のファンションとか装いなんだろう。
異様に露出度が高いのが少しだけ気になる。
こんな可愛い子がこんな格好で森を歩いていたら変態に見つかって危ない思いをするんじゃないだろうか。
「この森の事は何でもわかるよ!だってここは僕の領域だもんね!」
これが俺と魔王の初めての出会いであった。
「続きが気になる!」
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