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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
813/815

映画を見ること

 そういえば、最近めっきり映画館に行っていない。

 行けば楽しいのだけど、マナーの悪い人の近くになったら嫌だなぁとか余計なことを考えてしまい、結局足が遠のいている。とりあえずポップコーンを禁止にするところから始めませんか?


 しかし、私が重い腰を上げるより先に武士が話を持ってきた。


「このヤギの写し絵を見に行こうぞ」


 武士が差し出してきたのは、ところ狭しとふかふかの動物が写った映画のパンフレット。何? ひつじ探偵団? こども向け映画?

 え、ヒュー・ジャックマン出るの!? ウルヴァリンの人じゃん!


「売る婆……」


 X-MENについては今度説明してやる。

 つか何この映画。ひつじが探偵団すんの?


「ひつじとは? ここにおるのはヤギであろう」


 ヤギ? でもひつじって書いてんじゃん。


「ひつじとは、なんだ」


 え、お前もしかしてひつじ知らねぇの?

 ひつじってのは、見てのとおりもこもことした毛皮の……


 ヤギだよ。


「ヤギではないか」


 もこもこしたヤギのことをひつじって言うんだよ。


「しかしヤギではないか」


 ええい、ヤギヤギメェメェうるせぇな。江戸時代にひつじいなかったの? いるだろ、干支の中にいるんだから。


「あれはほぼヤギであったはずだ」


 ほぼヤギならヤギじゃねぇじゃん。


「珍妙なる畜生であるな、ひつじ。俄然気になってきた。大家殿、ひつじの写し絵を見に行こうぞ」


 あ、話が映画に戻ってきた。そういやそういう話だったな。

 映画なー、うーん、時間がなー、正直絶対地上波で放送される日が来るからそれまで待てばー……。


「明日ひつじが絶滅したらどうするのだ」


 大変なことだけど映画のひつじには影響出ねぇよ!

 でも、うん、そうだな。たまにはいいかもしれない。


 時間が取れたら行きたいと思います。

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