表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
79/676

基本的にグダグダしてる

 だからね、別に武士といるからって毎日何か起こるわけでもないんですよ。

 ヤツも現代日本に順応してきたし。

 外出時のトイレにも怯えなくなってきたし。

 車にはまだビビるけど、信号もちゃんと覚えたし。


 平和なもんです。


 ……。


 ……今日はこれで終わりでいい?

 え、ダメ?


 えー、何かあったかな。


 えー……。


 あ、かっこいいセリフ選手権を開催しました。

 二人で。


「この先祖代々伝わりし妖刀のサビにしてくれるわぁー!」


 刀を手に、武士が言う。

 うーん、なんかイマイチだな。


「ぬ、ならば大家殿がやってみるがいい」


 ……。

 片手を上にかざし、言う。


 陽の当たる所に出られねぇんだ。オレには眩し過ぎてよぉ。


「モグラか?」


 違うってバカ。幼い頃色々あって闇の組織に拾われてそこのボスを恩人として忠誠を尽くす若き天才暗殺者だよこれは。


「よく分からん。大家殿は背景を盛りすぎるのだ。もっと一言で伝えねば」


 何おう?

 そこまで言うなら見せてみろよ、お前の生き様をよぉ。


 そう責めると、武士は刀を前に立て、うつむいた。


「……闇に気をつけよ、足をすくわれる。光に気をつけよ、目を奪われる」


 あーーーーーー……。


 いやもう私ら百回BLEACHの巻頭ポエム読もう?

 ダメだわ、語彙とセンスが決定的に足りてねぇわ。


 あと世界観の構築。


「それはいらんだろう」


 いるよ。必須だ。

 もうその辺りも全部BLEACHで履修できるから。BLEACH面白いから。


 な?


 そんなわけで、今日は一日BLEACHを読んで過ごしたのである。涅マユリ戦はどれも熱いよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 卍解、金色疋殺地蔵の語呂の良さは神。 墾田永年私財法に匹敵する。すばら。 [一言] なんか珍しい時間に更新されましたね?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ