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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
623/676

Ah~~~~~~夏休み!!!!

 夏休みだ~~~~~!!!!


 夏休み……なんという胸踊る響き。青い空、白い雲、めいっぱい広がる山の緑。蝉の鳴き声と川のせせらぎを聞きながら、扇風機の前でかき氷を食べる……。


 まあ気温的な意味で今はそういうのちょっとできないんだけどね。でも久しぶりに実家に帰って墓参りするのもいいかもな。


「ぬ、藪入りであるか」


 藪入り?


「うむ。某がおったところでも、奉公人は盆と正月に家に帰ることが許されたものだ」


 はー、そうなんだ。そういえば落語や小説でそんな単語を聞いた気がするな。

 藪入りねぇ……。

 ……。

 よし、そうするか。


「そうするとは?」


 私の実家に帰ろう、武士。ちょっと遠いが、まあなんとかなるだろ。


「おお、大家殿のご実家であるか! 確か四国のほうであったな」


 そうそう、高知。土佐。


「遠流の国」


 流刑地扱いすんな。よさこいの渦に巻き込むぞ。


「しかし、何に乗って向かうのだ? 船か?」


 え?

 車。


「ぬ?」


 幸い、レンタカーは既に手配してある。っていうか外に止めてる。


「ぬぬ?」


 準備をしろ、武士。もちろん車中泊だ。覚悟を決めろ。


「ぬぬぬ?」


 そして今から出発だ! 20分程度で支度しろ!!


「ぬお、お、おっ! ぷくぷく丸も連れて行ってよいか!?」


 以前お前が戯れに作った犬のぬいぐるみを!? べ、別にいいけど!


 なおハムの者はペットホテルに預けますのでご心配なく!

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― 新着の感想 ―
いいなあーーーー夏休み!四国へドライブ!! 青空の下でご機嫌なオープンカーの助手席に乗ってたら超似合いそう、武士! 旅気分のご相伴にあずかりますよ!
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