泣きたい時には肉を食え
そういうわけで焼肉を食べに焼肉屋へとやってきました!! 仕事? なんとかなれーーーーーっ!!!!(威圧)
「久しぶりであるな」
そう、久しぶりだ。まあ焼肉屋など頻繁に行ける場所でもない。
だからこそバカンスのごとく楽しめるんだがな! さあ頼め頼め~~~~!!!!
「かるび! はらみ! ほるもん!」
普段あれだけ言い間違いをするのに肉の部位だけは流暢だな、武士!
いいよいいよ! 私も頼んじゃお! 塩タン、鳥せせり、鶏むね肉!!!!
「腹の調子が悪いのか?」
最近脂身がマジで食べられなくなってきてさ。あ、野菜も頼もう。
「哀れな」
同情はいらない。代わりにお前が頼んだ肉をちょっと分けてくれ。
あー、米も頼まなきゃな。武士よ、大盛りがいい? それとも普通盛り?
「特盛」
あいよ! すいませーーん! 注文お願いします! あ、タッチパッド? 専用のがある? すんません!!
「本日の大家殿は気持ちが昂っておるな」
もう色々やってられなくてな……。焼肉のカロリーぶち込んだあすけんレディがどんな顔をするか怖くてたまらないし。
「致し方なし」
あと、今日客先に出した見積書にひとつ漏れがあったなって。
「先にそちらを恐れるべきでは?」
今日の私がやらかしたミスは明日の私がなんとかします! ごめんな明日の私! 今の私はこれからおいしくハイボールで焼肉だ!
「某は“かしおれ”を頼もう」
こっちは共犯の武士!
「やめぬか! 明日の大家殿が某にまで恨みを向けてしまう!」
大丈夫大丈夫! 肉って生きていく上でのバフだから!
「ばぶ?」
そうそう、赤ちゃん赤ちゃん!!!!(ヤケクソ)




