持ち帰り残業
ぐおおおおおおお!!!! ぬおおおおおおお!!!!
「おおおおおお!!!! どおおおおおお!!!!」
おりゃああああああ!!!! おくたばりあそばせ持ち帰り残業おおおおお!!!
「いーやーさっさ! いーやーさっさ!」
おおおおおおおおお!!!!」
「ぬおおおおおおおお!!!!」
うるせぇぇぇぇぇぇっ!!!!(エビ固め)
「なんぞおおおおおおお!!??」
うるさいですわよ、武士。
「なにゆえ先程からそのような喋り方をするのだ」
油断したら口汚く罵りそうだから、あえて姫のごとき話し方を努めることで「武士がいる」の品性を保っている。
「痛々しい努力であるな」
上唇と下唇をかがり縫いいたすわぞ~?
「既に崩れておるではないか」
はー、いいからとにかく私の邪魔をするんじゃない。こちとらただでさえ仕事終わんなくてぴりぴりしてんだから。
「しかしこういう時こそリフ……りふ……りむ……びんとろんぐが必要であろう」
なんでリフレッシュって言いたくてビントロングになるんだよ。おかしいだろ。
「某が茶を入れてしんぜよう」
あー、それはありがたいな。頼むわ。
「うむ」
よし、そんじゃその間にキリの良いところまで進めて……いや、中途半端になるぐらいなら今ここで止めておくか……?
「ぬおーっ! ぽぽ殿、しきりに戸を舐めておるな! 小腹が空いたであるかー!!???」
まだ茶は出てきそうにないな。進めるか。




