ハム家掃除
任天堂のスイッチ2が当たらねぇこと当たらねぇこと! 申し込む時は一発で当たるって思ってたのにもう第4回抽選に進んじゃったよ! こうなったら意地でも任天堂から直接購入させていただくからな! うおおおおおお!!!!
「ぽぽよ。本日は部屋の掃除をするぞ……!」
さて、今日はハムスターのケージを掃除する日です。貯めに貯めているであろう排泄物やお食事のカスをまとめて綺麗にします。武士も背中を丸めてハムスターに話しかけています。
が、その前に立ちはだかる難関がひとつ。
我々は、ケージからハムの者を出さねばならない……!
「ぽぽはまだ人の手に慣れておらん。無理に掴んで他の箱に入れるようなことがあれば、怖がらせてしまうだろう」
そうだね……どうしたものか。
……。
私が箱を構えておくから、武士がさくっとすくって入れてやりなよ。
「某の話を聞いておったかー?」
だっていずれにしてもやんなきゃいけないんだろ? じゃあもうささっと終わらせようよ。そっちのほうがハムもストレス少ないよ。
「某が嫌われたらどうする!」
ああ、そういうことか。ハムは自分のおうち荒らすやつ嫌いだもんな。
わかったわかった、そんなら私がやってやるよ。たいしたことないでしょ、ちょっと手でお尻を押して他の箱に入ってもらうだけで。
「ヂッ!!!!」(ハム、怒りの声)
すげぇ怒られた~~~~~。
「ならば大家殿、この手袋を使うがよい。そのうえで下からそっとぽぽをすくうのだ」
おいおい、そんないいものがあるなら早く言ってよ、もう。
「あ、だがその手袋は……」
はいはい、ぽぽさんよー。この手袋に乗ろうね~。
「がじがじがじがじ」(ハム、手袋に猛烈な攻撃性)
ンナァ~~~~~~~!!!!(ハムを驚かさないように心の中で悲鳴)
「ぽぽは、その手袋を見ると凄まじい勢いで噛みにくるのだ」
先に言ってよ~~~~!!!!(ハムをびっくりさせないよう小声)




