【朗報】5月スタートのお知らせ
昨日を【悲報】にしてしまったので今日は【朗報】にしてみたものの、5月に突入したからといってこれといっていいことはない。しかしタイトル詐欺にしてはいけないと思うので、何かいいことを捻り出そうと思う。
なあ武士。5月に入ったけど何かいいことない?
「大家殿がやっておるげぇむ、月が変わったのならば受け取れる褒美が新しくなるな」
お、そうだそうだ。キャラを育成するのに貴重な素材が手に入るんだわ。ありがとうな、武士。
……。
違うんよ。
「違うとは?」
そういうことじゃないんよ。いや、ソシャゲのお知らせはありがたいんだけどさ。もっとこう5月ならではのウキウキ感がほしいわけよ。
「うきうき感」
たとえば特別なイベントがあるとかさ。
「不燃ごみの日」
それも特別な日だけどね。特に衣替えついでに家の中掃除した後の今の時期には。うちもうんともすんとも言わなくなってた小型扇風機を発掘したけども。
もっとあるだろ。ほら、特別な何かがさ。
「どこか誘導的であるな」
そんなことない。
そんなことないよ。
「ううむ……」
そう、よく考えてみろ。
「……あ」
思いついたか?
「金色の弱み」
ゴールデンウィークの話は昨日終わりましたね。変な覚え方しちゃったな。
まったく……あるだろ? ほら、めでたいめでたい〝たん"……?
「ああ!」
思いついたか!?
「端午の節句!」
んんんん違う! めでたいけど違う! 確かにお前もこどもみたいな感性してるから端午の節句も祝うべきなのかもだけど!
もっとダイレクトなめでたい事項があるだろ!? 〝たんじょう"……?
「たんじょうび」
そう! 正解! 大正解!!
「そういえば、末に大家殿は誕生日を迎えるのか。江戸には馴染みがない風習だったゆえ失念しておった」
来たばっかりならそれも通じたかもだけど、お前もう数年ここにいるからな。もうそろそろしらばっくれてることわかってるからな。
どうだ、めでたいだろ。なんかくれよ。
「ではその日は心を込めて花を摘んでくるとしよう」
児童か?