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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
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スランプ

 スランプ中である。


 つーかそもそもネタも無いよね。


 そうそう武士が毎日面白いことをしでかすわけではない。

 今日起こった事なんざアレだ、私が帰宅した瞬間、ものすごいドヤ顔でヤツが炊飯器のボタンを押したぐらいだ。

 「ちゃんと家事をしてるぞアピール」らしい。ヤツはそう弁明した。


 いや、忘れてただけだろ。


 あとそういう時は早炊きにしろっつったろ! いい加減にしろ!


 他にはなんだろうな、何があったかな。


 あー。


 そういや、バスマジックリン(スプレー)をお湯を溜めたばかりの浴槽に全投入してたな。

 また泡風呂に入りたかったらしい。

 一度どついて、二人で風呂場を一斉清掃した。怒りを全てスポンジにぶつけたからだろうか、引くほどピカピカになった。

 武士の顔は見なかった。もしまたドヤ顔してたら、迷いなくゴミ袋にちょんまげを突っ込んでただろうからだ。

 そろそろ引き取り先を探した方がいいかもしれない。


 そんなところである。面白くないでしょ? 腹立つだけでしょ?


 そういうわけで、スランプなのである。

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