共同生活のコツ
SNS(主にX※旧Twitter)を眺めていると、主語が大きめの諍いを目撃することがある。その中で時折見るのが、「消耗品をちょっとだけ残すことで相手に交換を押しつける配偶者」だ。
麦茶ポットの中身を3ミリリットル残して冷蔵庫に入れておくとか、トイレットペーパーを3センチ残して放置するとかそういうことである。一、二回ならまあいいかと見逃せるものの、これが続くと共同生活を営む者としては不満が募る気持ちもわからないではない。「面倒くさいことを押しつけてくる」相手は、「自らを軽んじる」相手だからだ。
そうならないように双方思いやりが必要なのである。共同生活とは、そんな小まめなケアのもと成り立っていくものなのだ。
無論、私と武士もこうした思いやりを続けて
「大家殿! まぁた茶を僅かに残して冷蔵庫にしまいおってーーーー!!!! あれだけ言っただろう! せめて容器を洗って乾かしておけと!!」
おおおおおおお前こそトイレットペーパーほぼ芯の状態で置いてたじゃん! あれで尻拭けっての!? ケツ擦り切れるわ!!!!
「そういえばまた鼻紙の箱がカラになっておったが!?」
セロハンテープ引っ張ったら一瞬で紙の部分になったんだけど!!
「みかんを食べきったなら袋を捨てろ!!」
米びつの中身がなくなったら足しとけ!!
「買いだめ品を使ったら某に報告するか新たに買え!!」
ドラマが終わったら週予約やめろ!!
「ぬおおおおおおおおおお!!!!」
おおおおおおおおおおおお!!!!
つまりなんでも言い合える仲でいるってのが共同生活のコツだと思います。