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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
430/679

ホットチョコ

 皆さんはホットチョコを飲んだことがあるだろうか。

 私はなかった。既にこの世に生を受けてだいぶ経っているというのに、そして無類のチョコレート好きだというのに、未だなかった。


「だから食べてみたいというのであるな。わかるぞ。某もぜひ賞味したい」


 そこで以前武士に相談したところ、二つ返事で協力を申し出てくれた。ありがたい。だがヤツの手にあるミルクチョコレート(板)はなぜかもう半分以上減っている。

 お前!!!! 食うなや!!!!


「溶かさずともそのまま食せば当然に美味いではないか!!」


 そうなんだよなー!! 板チョコそのままだと溶けにくいから、一度バラバラに刻む作業が入るんだよな!! そんでその過程でつまみ食いするんだよな!!!!


 ゆえに我々は未だホットチョコを飲んだことがなかった。

 だがそれも今日までだ!


 じゃん! KALDIで買ってきたホットチョコ専用のチョコ! これなら刻まずともホットミルクの中で勝手に溶けてくれる! つまみ食いの隙がない!


「やるではないか大家殿!」


 ヨダレを拭けい! 今日という今日こそはホットチョコにありつくからな! そしてマシュマロをぷかぷか浮かべるんだ……!


「うむ! 楽しみだ!」


 マシュマロを!! 食うな!! ずっっっっっと食ってんな、お前!!!!



 満足できるぐらい甘かったので、結局私はマシュマロを浮かべずに終わりました。ホットチョコを後回しにしてたら、いつのまにかマシュマロが胃もたれする年齢になってたよ……。

 武士は三個乗っけてました。こいつの胃腸、ずっと中学生男子か?

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