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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
423/588

また風邪をひいていた

 やっと喉の痛みが収まり、処方された薬も飲み切りました。夏風邪がじわっと流行る今日この頃、皆様はいかがお過ごしでしょうか。


 武士は今、昔私がやっていたゲームを漁っています。


「ダンガンロンパ」


 やめとけぇ!!

 あ、いや、めちゃくちゃ面白いゲームであることに間違いはないんだけど、なんだろな、しっかり残酷描写があるから武士にやらせるには年齢制限的に不安になるというか。


「……」


 ……そうだな。

 お前、帯刀が許されてた時代の武士だったわ……。


 今更人が死ぬゲームは問題ないか。やってみるといいよ。人離れした能力を持つ学徒たちがその力を使って人を殺したり事件を解決したりして最後の生き残りになろうと足掻くゲームだ。


「情報がいっぺんに入ってきおる」


 そういうゲームなんだもん、確か……。


「お、そうだ。大家殿、決してネタバラシはするでないぞ。おつむを使うげぇむだと特に致命的だからな」


 それに関しては大丈夫だよ。私は一度通過したゲームや本の内容をまもなくケロッと忘れてしまう超高校級能力を持っている。これにより周回プレイしてもその都度トリックや犯人の正体に新鮮に驚けるのだ。


「……」


 哀れな目をするな。何度だって新しい気持ちで娯楽を楽しめるのは才能だろうが。

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