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武士がいる  作者: 長埜 恵
2.武士がいる
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あけおめです

 遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。


 お裾分けで貰ったお餅を小分けにして食べることここ数日。景気良く体重が右肩上がりになっているので、ここらで運動をと思う今日この頃です。


 武士は症状が落ち着いたため、久しぶりに鍛錬(軽め)に向かいました。「おぬしも待っておったか!」と筋肉に向かって話しかけている姿に正気を疑いましたが、筋トレ界隈では普通のようです。異常者は私のほうでした。

 でもほどほどにね。無理してぶり返するといけないからね。


 病気の話ばかりしてしっとりするといけないので、ファッショナブルな話でもしようと思います。


 私はどちらかというと落ち着いた色合いの服が好きです。中でもモスグリーンあたりが好みなのですが、そのせいで油断するとすぐ全身が緑色のコーデになって山に還る準備が整います。そうならないよう、出かける前は武士にチェックしてもらうわけです。判定「ぐりーん」が出たら立ち止まる仕様。イカゲームなら死んでるな。

 一方武士はというと……。


「ぬうっ! 何故許されぬのだ!? どこからどう見ても完璧だろう!」


 すぐ鮮やかな色を取り入れ、深夜のドンキにいるファンキーカップルの片割れみたいになります。

 ダメだよ。なんぼなんでも派手だよ。っていうか、よく手持ちの服だけでそんな色とりどりにできたな。


「たゆまぬ情熱のおかげである。大家殿も山に還ってばかりいないで見習うといい」


 ポムポ◯プリンのワッペンが眩しいな……。

 でもなんでそんな節操のない南国の鳥みたいな色合いが好きなわけ?


「色がたくさんあると、公園でやる色鬼で大人気になれるのだ」


 まさか最近風に聞く“カラフル侍”ってお前のこと?

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